【ツインズ3-4xブルワーズ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、8月9日(日本時間10日)
ジェイコブ・ミジオロウスキーは、ツインズの右翼手アラン・ローデンからフォーシームで力のないハーフスイングを誘って、この日5個目の三振を奪った。
球速101.7マイル(約164キロ)は、少なくともミジオロウスキーにとっては驚くような数字ではない。しかし、この三振によって、数々の記録を打ち立ててきたブルワーズの剛腕が、また一つ節目に到達した。当然ながら、今回の偉業を達成している投手はごくわずかしかいない。
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ローデンからの三振で、ミジオロウスキーはわずか129回1/3で今季200奪三振に到達。ブルワーズの球団記録を大幅に更新した。これまでの最速記録は、コービン・バーンズが2021年に記録した145回2/3だった。ブルワーズの投手としてシーズン200奪三振を達成したのは、ミジオロウスキーが9人目となった。
しかし、ミジオロウスキーが更新したのは球団記録だけではなかった。この日は6回9奪三振を記録し、サヨナラ勝利に大きく貢献。記録会社エライアス・スポーツ・ビューローによると、メジャー史上、ミジオロウスキーより早くシーズン200奪三振に到達したのは、2023年にわずか123回1/3で達成したブレーブスのスペンサー・ストライダーのみだ。
「非常に素晴らしい若者だ。これらすべての出来事に対して見せている落ち着いた対応こそが、彼がどのような人間であるかを私の心の中で確信させてくれる」とパット・マーフィー監督は語る。
驚異的な記録だが、ミジオロウスキーが新たな歴史を作ることは、すでに珍しいことではなくなっている。7月下旬には、2008年のピッチトラッキング導入以降の最多記録となる、1試合で100マイル(約161キロ)以上を66球記録。また、100球未満での完封における最多奪三振記録(15三振)も達成した。球界のあらゆる選手たちが称賛し、注目を集めている。
周囲がその偉業に沸き立つなか、当の本人はすでに次なる登板へと意識を向けていた。
「間違いなく光栄なことで、素晴らしい響きだ。今シーズンの積み重ねが形になっただけだと思う。現時点で実感があるわけではなく、もっと先、あるいは現役を引退した時にでも、自分の成し遂げたことの意味を理解するのかもしれないね」とミジオロウスキーは振り返る。
そしてこの日、ミジオロウスキーは従来のブルワーズ球団記録を約20イニングも更新した。メジャー史上、ミジオロウスキーより早く200奪三振に到達した投手は一人だけで、そのストライダーとの差もわずか6イニングだった。
「投手としてはまだまだ先は長い」と前置きした上で、マーフィー監督は「だが、思わず首を振ってしまうほど、目を見張るような輝きを放つ瞬間がある。彼はそれに見事に対応しているし、本当に素晴らしい若者だ」と教え子を称賛した。
シーズンはまだ約2カ月残っている。残りの期間で、ミジオロウスキーがさらに何を成し遂げるのか、期待は膨らむばかりだ。
