シュワーバー、2025年の記憶に残る本塁打ベスト5

November 10th, 2025

大谷翔平、フアン・ソトとともにナ・リーグのMVPにノミネートされているカイル・シュワーバー。昨季も記録にも記憶にも残るアーチをたくさん描いた。歴史的な56本塁打の中から、特に印象的なホームランを5本ピックアップして振り返る。

1)史上21人目の1試合4本塁打
8月28日のブレーブス戦で、MLB史上21人目の快挙となる1試合4本塁打を記録。この日はまず右中間2階席へのソロ本塁打でスタート。三回には右翼線へ2ラン、五回には逆方向への3ランを放ち、七回にはさらに3ランで1試合9打点の球団記録を樹立した。1試合4本塁打を達成したフィリーズ選手は、マイク・シュミット(1976年)、チャック・クライン(1936年)、エド・デラハンティ(1896年)に続き4人目となった。

八回には史上初の1試合5本塁打のチャンスもあったが、ブレーブスの内野手ビダル・ブルハンが投げた投球を打ち損じ、内野フライで凡退。それでも観客にとっては忘れられない夜となった。

2)本拠地での満塁弾&カーテンコール
7月中旬、シュワーバーのホームランラッシュは目を見張るものだった。7月8日から25日の12試合で9本のホームランを放ち、オールスター休みも勢いは止まらなかった。

後半戦初戦では先頭打者本塁打を放ったが、翌日の試合では回に1点ビハインドの場面で逆転グランドスラムを放ち、チームを9-5の勝利に導いた。打席に向かう際には「MVP」コールが起こり、打席後には一塁ベンチ上段からカーテンコール。本拠地の歓声は主砲の記憶に大きく残ったに違いない。

3)節目の50号本塁打達成
1試合4本塁打でシーズン49本となったシュワーバーは、その後10試合、快音はなかったが、9月9日のメッツ戦で3ランを放ち50号本塁打を達成。ライアン・ハワードと並び、フィリーズ史上2人目の50本塁打到達者となった。MLB史上でも50本塁打を達成した選手は34人目。試合後、監督ロブ・トムソンはクラブハウスで短いスピーチを行い、偉業を称えた。

4)後半戦の好スタート
前半戦に素晴らしい活躍を見せ、オールスターゲームでも印象的なプレーを見せたが、後半戦初打席でも豪快な本塁打を放ちスタートダッシュ。前半戦96試合で30本塁打を放ち、後半戦66試合で26本塁打を追加。シーズン通算56本を記録し、後半戦もチームの中心として活躍した。

5)オールスターゲームでのスイングオフ
56本塁打には含まれないが、アトランタで行われたオールスターゲームでのパフォーマンスも見逃せない。九回まで6-6で並び、史上初のスイングオフに突入。ナ・リーグはシュワーバーを3人の打者の1人として選出し、3スイング3本塁打で勝利に貢献。MVPにも輝いた。