イタリア代表のメンバーには、アメリカ代表として出場資格を持ちながら、スター選手たちとの競争の中で選出されなかった選手が多く名を連ねている。一方、プエルトリコ代表は、保険の問題や負傷の影響により、島を代表するスター選手が出場できず、最大限の戦力を揃えることができなかった。
それでも両チームは勝ち上がり、14日(日本時間15日)にダイキンパークで行われるワールドベースボールクラシック(WBC)準々決勝で対戦する。
2026年ワールドベースボールクラシック
両チームが背負っているものは、ただの勝ち負け以上に大きい。
プエルトリコは、2017年に島を襲ったハリケーンの被害から完全には立ち直れていない。野球熱の高い地域だからこそ、大会での躍動は特別な意味を持つ。そしてイタリアでは、まだ野球は発展途上だが、今大会の活躍を議会でも称賛されるなど、イタリア全土で人気が高まりつつある。
どちらも”応援したくなる”チームだが、マイアミでの準決勝に進めるのは勝者のみ。ここでは、この対戦について知っておくべきポイントをまとめる。
試合日時:米国東部時間 3月14日 午後3時/日本時間 3月15日 午前4時
試合会場:ヒューストン/ダイキンパーク
視聴方法:米国ではFS1、日本ではネットフリックスで放送。
チーム成績:イタリアはプールBを4戦全勝で突破し、WBCで初めてプール首位通過を果たした。プエルトリコは3勝1敗で、これで 6大会連続の準々決勝進出となった。
イタリアは強力な打線を武器に、ブラジル、イギリス、アメリカ、メキシコを破っている。ここまでの12本塁打は、2009年のメキシコが立てた大会記録まであと2本に迫っており、ダグアウトでは大量の“祝福エスプレッソ”が振る舞われている。中でもビニー・パスカンティーノがメキシコ戦で記録した大会史上初の1試合3本塁打は今大会屈指の名シーンのひとつだ。
プエルトリコは10日にカナダに3-2で敗れたものの、地元サンフアンで開催されたプール戦でコロンビア、パナマ、キューバを破り、今回も突破を決めた。打撃はイタリアとは対照的で、チームの本塁打はダレル・エルナイスの1本のみ(今大会で最も特別な1本だったが)。その代わり投手陣が強力で、37イニングで防御率1.22と大会トップの成績を残している。
予想先発:セス・ルーゴ(プエルトリコ)vs 未定(イタリア)
試合の意味:この試合の勝者は、マイアミのローンデポパークで行われる準決勝に進み、日本対ベネズエラの勝者と対戦する。
プエルトリコはこれまで2013年と2017年に準決勝進出を果たし、いずれも決勝まで進んでいる。一方、イタリアはまだ準決勝進出の経験がない。
過去の対戦成績:両チームのWBCでの対戦は2013年と2017年のプール戦のみで、いずれもプエルトリコが勝利(4-3と9-3)している。
