大谷に手術は不要と編成部長が明言、来季も二刀流は継続の方針

October 21st, 2026

ドジャースは、大谷翔平が2027年の開幕までに万全の状態へ戻ると見込んでいる。ただ、2026年は長引く負傷で計画が狂った。二刀流として来季を戦い抜けるよう、何を変えるべきか検討しなければならない。

21日(日本時間22日)にドジャースタジアムで開かれたシーズン総括の記者会見で、アンドリュー・フリードマン編成本部長は、大谷が6月から抱えている右上腕二頭筋と左膝の負傷について、手術の必要はないと明かした。

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フリードマンは、2027年も大谷は投げると強く確信しているとも付け加えた。ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でブルワーズに4連敗した後の本人の発言とも一致する。ただ、レギュラーシーズンを通して二刀流でプレーし、そのうえでポストシーズンを最後まで最高の状態で戦えるかについては、不透明な部分があると認めた。

「まだ細かい話には入っていない。ただ、どうやって打席とマウンドを両立させるか、みんなで知恵を出し合い考えていく。レギュラーシーズンでできる限りチームに貢献し、そのうえで10月にも、素晴らしい状態で入れるようにしたい」とフリードマンは語った。

32歳の大谷はチーム最多の30本塁打、OPS.889を記録し、投手としても14試合の先発で防御率1.79を残した。だが、夏の盛りに、長引く負傷の影響が表れ始めた。7月3日を最後に登板せず、8月中旬には打撃成績も急落した。この不振は、投球の負荷を再び上げようとしていた時期と、ほぼ重なっていた。

9月に入って負傷の影響が深刻になり、球団は負傷者リスト(IL)入りが必要だと判断した。ただ、復帰後も本来の姿には戻らず、ポストシーズンでは26打数5安打、打率.192で、長打はNLCS第4戦の3ラン1本だけと、存在感が薄かった。

悔しいシーズンを経て、大谷もまだ自分の中で整理しきれていないと語っている。改めて一から、何が必要かをオフシーズンに見極めるつもりだ。

打線全体が不振に陥っていたため、大谷が万全に近い状態だったとしても、ドジャースの結末は変わらなかったかもしれない。それでも、年齢を重ねても二刀流を続けられるよう、ドジャースには今後、より先を見据えた管理が必要になるかもしれない。

来季も、ポストシーズンで大谷が万全の状態で二刀流としてプレーできることが最優先となる。そのため、開幕時点で投げられる状態でも、先発ローテーションには入らずにシーズンを始める案が出ている。

「大きなポイントは、投打の両方をいつ始めるかだと思う。開幕から投げるのか。そうするなら、最初の1カ月をどう管理し、その後どう評価するのか。……あらゆる面で、明確な意図を持って進めなければならない。二刀流の価値は計り知れないからこそ、私たち全員に最善の方法を見つける責任がある」とフリードマンは語った。

適切な計画を組むには、関係者全員の率直な話し合いが欠かせない。2026年は、その点に少し問題があった。フリードマンは、大谷が自身の体の状態を常に正確に伝えていたとは限らないと認めた。できる限り出場したいという思いから、多くのスター選手に見られる行動でもある。

「私たちが接してきた最高の選手たちは、全員同じことをするよ。その根底にあるのは、彼が勝負を大切にし、チームの勝利に貢献したいという思いだ」とフリードマンは語った。

大谷は、二刀流として開幕を迎えた年のポストシーズンで登板した経験がまだない。投打で最大の負荷を担った2022年は、27歳のシーズンだった。打者として666打席に立ち、投手として28試合に先発。自己最多の166回を投げた。

今後、1シーズンで同等の投打の負担を担えるかは分からない。それでも、大谷はプロとして歩み始めて以来、前例のないことを可能にしてきた。その歩みを続けるには、大谷とドジャースが、ともに実現への設計図を描かなければならない。