『怪物』2人の顔合わせとなる。
スキーンズは2年連続でナ・リーグの先発を任される。わずか2年前にドラフトで指名され、2024年5月11日にメジャーデビューを果たしたばかりの23歳は、すでに球界屈指の投手へと成長している。
昨年の球宴では、新人として史上5人目となる先発登板を果たし、1回無失点の投球を見せた。2024シーズンは133イニングで防御率1.96で、ナ・リーグの新人王を受賞。今季もその勢いは衰えておらず、121イニングで防御率2.01(MLBトップ)、131三振と圧巻の数字を残している。
一方のスクーバルも現代最高の投手の一人、いや、もはや『最高の投手』と言っても過言ではない。昨年は防御率2.39、228三振、18勝という圧巻の成績でア・リーグの投手三冠を達成し、満票でサイ・ヤング賞を獲得した。そして、今季はそれを上回るかのような投球を見せている。
ここまで、19先発121イニングを投げ、防御率2.23、153三振、16四球。5月25日のガーディアンズ戦では13三振を奪い、マダックス(100球未満での完封)を達成。その約1カ月後の6月29日のツインズ戦では、13三振1安打の快投を披露した。
昨年のオールスターでも1回無失点の好投を見せたスクーバルは、タイガースにとって2013年のマックス・シャーザー以来の球宴先発投手となる。
