エース山本、2年連続でドジャースの開幕投手

March 16th, 2026

ドジャースの連覇を決めるマウンドに立っていた投手が、3連覇に挑戦するシーズンの最初のマウンドに上がる。

デーブ・ロバーツ監督は16日(日本時間17日)、山本由伸が2年連続で開幕投手を務めると発表した。ドジャースは3月26日(同27日)にダイヤモンドバックスと開幕戦を迎える。試合開始前に、2025年の優勝を記念したバナーが掲げられる予定だ。

昨年、山本は東京ドームでのカブス戦でMLBキャリア初の開幕投手を務めた。ドジャースタジアムでの開幕投手は今回が初めてとなる。

ロバーツ監督は「開幕投手を任せることは名誉なことでもあり、その点を考えれば迷うことはなかった。彼は昨年、われわれのために敵地で開幕投手を務めてくれた。しかし、今年は本拠地でその役割を担うことになる。特別なものになると思う」と語った。

メジャー3年目のシーズンを迎える山本への期待は高まっている。27歳の右腕は2025年にドジャースのエースとして台頭し、ローテーションの中で唯一シーズンを通して稼働した。30試合に先発して12勝8敗、防御率2.49を記録し、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票では満票で受賞したポール・スキーンズ、2位のクリストファー・サンチェスに続く3位に入った。

在籍わずか2年の山本が、ドジャースの歴史に名を刻んだのはポストシーズンだった。ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦とワールドシリーズ(WS)第2戦で連続完投を記録し、ポストシーズンで2試合連続完投を達成したのは2001年のダイヤモンドバックスのカート・シリング以来、ドジャースでは1988年のオーレル・ハーシュハイザー以来となった。

さらに、WSで完投した2日後、試合が夜遅くまで続いた第3戦では山本がブルペンでウォームアップしていた。もし試合がさらに続いていれば延長19回を投げる予定だったが、フレディ・フリーマンが18回にサヨナラ打を放ち、山本の出番はなかった。しかし、山本は中2日どころか、中0日投球をすることとなった。第6戦で96球を投げて6イニング回を投げた後、翌日の第7戦では最後の2回2/3を投げ、胴上げ投手となり、シリーズMVPに選ばれた。

今春、山本はワールドベースボールクラシック(WBC)で侍ジャパンの一員としてプレーしていたため、数週間にわたりドジャースのキャンプを離れていたが、日本代表は14日の準々決勝でベネズエラに敗れた。山本が先発した”負けたら敗退”の試合で、敗れたのは2021年の日本シリーズ第6戦以来となる。

大会ではチャイニーズ・タイペイ戦とベネズエラ戦の2試合に先発し、計6回2/3を投げて2失点(いずれも自責点)、防御率2.70。16日の時点ではまだキャンプ地には戻っていないが、ロバーツ監督は開幕登板に向けた最終調整としてオープン戦であと1試合(20日のパドレス戦の可能性が高い)に登板すると見込んでいる。

昨年のポストシーズンでは、「何としても負けるわけにはいかないので」というコメントが、「Losing isn’t an option」と訳され、力強いメッセージとしてチーム内の合言葉になった。ドジャースにとって、エースがマウンドに上がるときは常に勝機がある。三連覇への挑戦の始まりを託すのに、これ以上ない投手だ。