ALCSを勝ち抜くのは?MLBの識者30名が予想

October 12th, 2026

ア・リーグの上位2チームが、ワールドシリーズへの切符を懸けて激突する。

ア・リーグ第1シードのレイズと第2シードのガーディアンズが、2026年のア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)で対戦する。シリーズは12日にトロピカーナフィールドで開幕する。

レイズが目指すのは、2020年以来のワールドシリーズ出場と、球団史上初の世界一だ。一方、ガーディアンズは2016年を最後にワールドシリーズから遠ざかり、優勝は1948年までさかのぼる。

このALCSは、どれほどの接戦になるのか。MLB.comの識者30人がシリーズの行方を予想した。

ガーディアンズ(第2シード)対レイズ(第1シード)

勝利予想:レイズ(30票中27票、90%)

レイズが勝つと考える理由

レイズは6月下旬にア・リーグ東地区の首位に立つと、その座を譲らず、ヤンキースを振り切って地区優勝とリーグ第1シードを手にした。3チームがポストシーズンに進み、ブルージェイズとオリオールズもあと一歩に迫った激戦地区で、それを成し遂げるのは簡単ではない。

レイズには、このALCS、さらにはワールドシリーズを制するだけの戦力が攻守に揃っている。ドリュー・ラスムセン、フレディ・ペラルタ、ニック・マルティネスという優れた先発陣。試合を確実に締めくくる守護神ブライアン・ベイカー。そして、ヤンディ・ディアスとジュニア・カミネロがけん引する強力な打線だ。

脇を固める戦力も豊富だ。先発にはグリフィン・ジャックスとイアン・シーモアも控え、ブルペンにはケビン・ケリーとキャム・ブーザーがいる。野手にもジョナサン・アランダ、リアム・ヒックス、ビクター・メサJr.、そして俊足のチャンドラー・シンプソンがそろう。ア・リーグ地区シリーズ(ALDS)でヤンキースに3連勝したレイズに、圧倒的多数が票を投じた。

識者の声

「今のレイズは、すべてがかみ合っている。一方のガーディアンズは、ホワイトソックスとの厳しいALDSを終えたばかりだ。どれだけ余力が残っているか分からない。レイズは投手陣の準備も整っており、このシリーズを圧倒するだろう」――アルトゥーロ・パルダビラ、ニュース速報・スペイン語コンテンツ担当副社長

「昔ながらの、投手力がものをいうシリーズになるかもしれない。その点で、レイズの投手陣がガーディアンズをわずかに上回っている」――ジョナサン・メイヨ、プロスペクト担当全国記者

「ローマ教皇がひいきにしているチームを相手に、歴史的な逆転劇を演じたばかりのチームが負けると予想するのは、少し難しい。それでも、十分な休養とスピード、そして古巣を苦しめるジュニア・カミネロとヤンディ・ディアスの力で、レイズが勝つだろう」――アンソニー・カストロビンス、上級全国記者

少数派の見方

ガーディアンズを選んだ識者は、先発のパーカー・メシックとギャビン・ウィリアムズ、スター三塁手のホセ・ラミレス、そして0勝2敗から巻き返し、ALDSでホワイトソックスを5試合で下したチームの粘り強さを評価した。

「レイズが3勝1敗とリードした後、ガーディアンズが3連勝する。そういう勝ち方をするチームだからだ」――アラン・リットナー、編集プロデューサー

「ガーディアンズはシカゴで魔法を取り戻した。J・ラムと先発陣の力を借り、その勢いのままワールドシリーズへ進むだろう」――ライナス・ローレンス、コンテンツプロデューサー

シリーズの勝敗予想

  • レイズが5試合で勝利:15票
  • レイズが6試合で勝利:10票
  • レイズが4試合で勝利:2票
  • ガーディアンズが7試合で勝利:2票
  • ガーディアンズが5試合で勝利:1票

投票した識者の大多数は、レイズが5試合か6試合でALCSを制すると考えている。一方、7試合までもつれると予想した2人は、ともにガーディアンズを選んだ。

ALCSのMVPは誰になるか。

  • カミネロ(レイズ):13票
  • ラスムセン(レイズ):7票
  • ディアス(レイズ):3票
  • ラミレス(ガーディアンズ):3票
  • メサJr.(レイズ):2票
  • ベイカー(レイズ):1票
  • アランダ(レイズ):1票

MVP予想で最多となったのはカミネロだ。23歳のスターはALDSで5度の出塁を記録。ALCSでは、ポストシーズン初本塁打など、さらに実績を積み重ねたいところだ。レギュラーシーズンではMLBで4位となる42本塁打を放っている。レイズが球団史上3度目のワールドシリーズへ進むには、このオールスターの強打者が、勝負を左右する一打を1本、あるいは2本打つ必要があるだろう。

「ALDSでも良かったが、シリーズを象徴するような見せ場をつくることはなかった。今回は変わるかもしれない。特に、ガーディアンズには左投手が多いからね」と、記者兼プロデューサーのジョシュ・カーシェンバウムは語った。

得票数2位は、ヤンキースとのALDS第1戦で7回2/3にわたり無安打投球を続けたラスムッセンだった。ガーディアンズのア・リーグ制覇を予想した識者3人は、MVPにも全員がラミレスを選んだ。