ポストシーズンが間近に迫る中、どのような役割であれ、ダルトン・ラッシングは再びドジャースに貢献するチャンスを得た。
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1日(日本時間2日)、ラッシングはロースター枠の拡大に合わせて15日間の負傷者リストから復帰。リハビリ出場は一度もなかったが、投球マシンを使った打撃練習や実戦形式の打席で十分な成果を見せたため、ドジャースはベンチに加える価値があると判断した。
ラッシングが右肘の尺側側副靱帯を部分断裂で離脱。打者としては今季中に復帰できると見込まれているが、捕手として守れるかどうかは依然として不透明だ。ただ、どんな役割であれプレーできることに喜びを感じている。
「野球をプレーするのは好きだけど、見るのは好きじゃない。自分にとって一番大きいのは、おそらくそこだ。この役割には浮き沈みが多く、つらいときもある。でも結局のところ、9イニングずっとダグアウトで見ているより、この役割を務める方がいい」とラッシングは語った。
ラッシングはシーズン終了までに、捕手として通常どおりの役割へ戻れると自信を持っている。そのために投球プログラムを開始しており、近いうちにブルペンで投手の球を受け始める意向を示している。それによって、試合でマスクをかぶるために必要な下半身の体力を取り戻すことができる。
デーブ・ロバーツ監督は、今後1カ月のうちにラッシングを完全な状態で起用できるかについて、本人ほど確信を持っていない。それでも、若い捕手が選択肢となるために努力していることを喜んでいる。
「彼が捕手として戻れると全面的に楽観できるところまでは、まだ来ていない。期待はしているし、そこまで戻せれば本当に素晴らしい。何よりも彼の姿勢は気に入っている。復帰に向けて懸命に取り組んでいる」と指揮官は評する。
当面の間、ラッシングの役割は代打に限られる。ただし、かなり珍しいがDHとしての大谷翔平が休養日を与えられれば、先発出場の可能性もある。ラッシングはルーキーイヤーを終えた後、毎日試合に出る立場から控えへと意識を切り替える難しさを率直に語っていた。今季はその面で成長を示し、その後はウィル・スミスが首の負傷で数カ月離脱したため、正捕手を務めるようになった。
週に2度の先発出場へ適応すること自体が、一つの難題だった。その役割がさらに縮小され、一晩に1打席だけとなれば、同じように難しい可能性がある。しかし、それだけ打者としてどれだけ成長したかを示す機会となる。
「自分個人の打席だと思って打席に立つわけではない。チームのための打席に立ち、『今、何が必要なのか。三塁に走者がいるのか。イニングの先頭打者なのか。反撃のきっかけをつくろうとしているのか』を考えるんだ」とラッシングは語る。
「その場で求められている仕事を理解し、プロとして打席に臨むということ。それほど大きくは変わらない。ある意味では、1試合で4打席に立つのと同じだ。ただ、ベンチから出る場合は、たいてい少しプレッシャーのかかる場面での出番になる」
ラッシングはメジャー通算の代打15打数で2安打を記録している。これまで経験したことのない役割であり、ロバーツ監督もシーズン終盤に適応させるため、適切な起用機会を見つける必要があると認めている。それでも球団は、ラッシングがもたらす可能性を高く評価している。チームの控えには長らく、試合に影響を与えられる左打者が不足していた。
「彼にはスタンドまで運ぶ力があり、四球も選べる。そうした脅威が相手に与える影響は、確かにあると思う」とロバーツ監督は話した。
理想を言えば、ドジャースはポストシーズンの大半でスミスにマスクを任せたい。そのためラッシングにとっては、代打として試合に影響を与えられることを示し、ポストシーズンのロースター入りを確かなものにすることが重要ともいえる。捕手として出場できるかどうかにかかわらず、残り1カ月で「打力だけでもロースターに入れる価値がある」と証明できる。
「再び捕手を始めるまでの今後1、2週間は、そのためにあると思っている。ベンチから出て左打者としてチームの勝利に貢献できるという信頼を、首脳陣から得るための期間だ」とラッシングは語った。
