ジュニオール・カミネロは今季ここまで、レイズの全試合に三塁手として先発出場している。小指の痛みがあっても、ダブルヘッダーであっても、その記録をこの日で途切れさせるつもりはなかった。
カミネロはオールスターゲームでの負傷が懸念されたものの、17日(日本時間18日)の午後に行われた後半戦初戦に「3番・三塁」で先発出場した。さらに、ダブルヘッダー第2試合でも休養せず、再びラインアップに名を連ねた。
23歳のスターは14日(同15日)、三回にカージナルスの右腕ライリー・オブライエンが投じた97.6マイル(約157.1キロ)の球を左手に受け、直後に交代した。しかし、X線検査では異常が確認されず、カミネロ本人やレイズ、そして両リーグのオールスター選手たちも胸をなで下ろした。
「何も問題ない。状態は良い。この2日間は少し痛みがあった」とカミネロは語った。
2026年オールスターは7月14日(日本時間15日)開催!
カミネロはこの日、走塁時に保護用の手袋を左手に着用していた。それでも、負傷が打撃に影響するのではないかという懸念を、力強い一打で完全に払拭した。ダブルヘッダー第2試合の三回、レッドソックスの左腕エドゥアルド・リベラから打球速度111.6マイル(約179.6キロ)の痛烈な一撃を放ち、グリーンモンスターを越える今季29号とした。
レイズがレッドソックスに0-10で大敗したダブルヘッダー第1試合では、初回に打球速度106マイル(約170.6キロ)のライナーを放ったが、同じくオールスターに選出された中堅手セダン・ラファエラに捕球された。四回には打球速度105.8マイル(約170.3キロ)の打球を左前へ引っ張り、チームのこの試合初安打を記録した。
17日の朝、長い1日を前にレイズの選手たちがフェンウェイパークに集まった。カミネロはケビン・キャッシュ監督に、2試合とも出場する準備ができていると伝えた。レイズはオールスターブレイク明け初日から、5月9日に雨天中止となった試合の振り替えを含むダブルヘッダーに臨んだ。今後はボストンとトロントで、7日間で8試合を戦う予定となっている。
「8試合すべてに出場してくれることを期待している」とキャッシュ監督は語った。
カミネロが左手に死球を受けた際、試合を見ていたほかの人々と同様にキャッシュ監督も不安を抱いた。ブルージェイズおよびア・リーグを率いたジョン・シュナイダー監督からすぐに連絡があり、カミネロはシチズンズバンクパークでX線検査を受けているものの、問題はなさそうだと伝えられた。
キャッシュ監督は現地にいた広報部門シニアディレクターのエルビス・マルティネスから追加の報告を受けた後、ア・リーグのクラブハウスにいたカミネロ本人ともFaceTime(フェイスタイム)で話した。
「その時点で、彼の様子を見ただけで大丈夫だと確信できた」と指揮官は話した。
一方、ア・リーグの投手として試合最後のアウトを奪ったレイズのクローザー、ブライアン・ベイカーが安心できたのは、もう少し後だった。試合終盤の6イニングをブルペンで過ごしたベイカーは、カミネロの交代後に何が起きているのか分からず、最悪の事態を心配していた。
「彼が無事であることを願いながら、ほぼ2時間ずっとパニックになっていた。でも、クラブハウスに戻ってすべて問題ないと知った時は、おそらく今週で一番安心した。腫れが引いた状態のまま、問題なくプレーが続けられることを願っている。本当にヒヤッとした」とベイカーは語った。
カミネロは、オールスターブレイク前のレイズが戦った最初の94試合すべてに出場した唯一の野手だった。
「健康な状態を保てていることを神に感謝している。健康であればプレーできる。健康でいれば、良いことが起こる」とカミネロは話した。
ホームランダービーとオールスターゲームの両方で早々に出番を終えてしまったが、カミネロは2度目となるオールスターの舞台を楽しめたと語った。自身に浴びせられたブーイングも含めてフィラデルフィアのファンの情熱を気に入ったという。また、マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーといった球界を代表するベテランと話せたことも楽しんだ。
カミネロはトラウトに「あなたがプレーする姿を見るのが大好きだ」と伝えたという。カミネロが2歳の誕生日を迎える前日にタイガースでMLBデビューを果たしたバーランダーにも、同じような思いを伝えた。
「まだ幼く、プロ契約を結ぶ前からあなたを追いかけていた。そして今、こうしてオールスターゲームで一緒にプレーしている」とカミネロはバーランダーに伝えたという。
