5月25日:今週のパワーランキング

フィリーズが大幅ジャンプアップ

May 26th, 2025

1カ月前には5連敗を喫し、パワーランキング13位まで転落していたフィリーズ。しかし、彼らが長くはそこにいないことは誰もが予想していただろう。案の定、今週ついに堂々の1位に返り咲いた。

そんな5月最終週のパワーランキングを見ていこう。

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1位:フィリーズ(前回6位)

現在、メジャーで最も勢いのあるチームだ。主砲カイル・シュワーバーはMLB本塁打数でトップタイ(18本)に立ち、先発投手陣は2022年以来の9連勝を達成していた時期も防御率2.00未満と圧巻の内容を見せた。連勝相手が下位球団中心なのは事実だが、アスレチックス戦での劇的な逆転勝利に象徴されるように、勝ち切る強さは本物である。

2位:ドジャース(前回1位)

大谷翔平が日曜に右肘手術後初めて打者相手に登板。球速は最速156キロを計測し、ストレート、カットボール、スプリット、スイーパーなどを披露した。実戦復帰はオールスター後の見込みだが、回復具合は順調。打者としては同日第1打席で18号本塁打を放ち、ジャッジ、シュワーバーと並ぶリーグトップに浮上した。ドジャースのユニフォームを着て、メジャーのマウンドに立つその日が確実に近づいている。

3位:タイガース(前回2位)

タリク・スクーバルが日曜に史上最高とも言えるほどのピッチングを見せた。2安打、13三振、94球で初完封にしてマダックス(100球以下での完投)を達成。今季も支配的な投球を続けており、連続サイ・ヤング賞受賞も視野に入る進化をとげている。

4位:ヤンキース(前回5位)

マックス・フリードが連敗ストッパーとして絶対的な存在感を見せている。チームが前日に敗れた翌日の登板で5勝0敗、防御率0.66という驚異的な数字を記録。6試合全勝で、まさに「負けを止める男」である。

5位:カブス(前回7位)

毎回のように言及しているが、今週もピート・クロウ=アームストロング(PCA)の活躍が止まらない。ここまでのペースを維持すれば44本塁打、143打点、44盗塁。流石に規格外の数字だ。

6位:メッツ(前回3位)

調子を落としていたフアン・ソトだが、土曜日のドジャース戦で値千金の一打を放ち、復調の兆し。カルロス・メンドーサ監督も「彼は非常に優れた打者だし、心配はしていない。打球の質は良いし、遅かれ早かれ結果はついてくる。何たって『フアン・ソト』だからね」と信頼を寄せる。

7位:ジャイアンツ(前回8位)

ジャスティン・バーランダーの離脱(胸部神経の問題)により、カイル・ハリソンがローテーション入りとなったが、見事に好投を見せ、復帰までの“代役”を十分に務めそうだ。ただし、「復帰後のバーランダー」は少し不安要素。昨年もケガからの復帰後に調子を崩したように、これまで通りの安定感を維持できるかは不透明だ。

8位:マリナーズ(前回10位)

キャル・ローリーがMVP候補に名乗りを上げつつある。本塁打はメジャー4位、打率・出塁率は自己最高、守備ではゴールドグラブ級と攻守で躍動。チームは首位をキープしているが、アストロズとのゲーム差は縮まりつつある。

9位:パドレス(前回4位)

シーズン序盤は15勝4敗と好発進したが、以降は14勝18敗と苦戦。何より不安なのはエースのマイケル・キングの離脱だ。「寝違えた」ような感覚が右肩にあり、土曜日の登板を回避。治療を受けるものの、張りは残ったままに。マイク・シルト監督は「そこまで(ケガは)重くはないはずだ」と答えるも、その直後に負傷者リスト入り。追い風が吹いていないことは確かだ。

10位:ツインズ(前回9位)

13連勝で一気に立て直しに成功したものの、カルロス・コレアとバイロン・バクストンの負傷離脱は間違いなくチームに不安をもたらしたはずだ。しかし、それ以降もチームは勝ち越しを維持。コレアはすでに復帰し、バクストンの復帰も近づく中しっかりと勝ち星を重ねている。主力依存からの脱却を果たせば、プレーオフ進出も現実味を帯びる。

投票者: Nathalie Alonso, Jason Catania, Mark Feinsand, Doug Gausepohl, Will Leitch, Travis Miller, Brian Murphy, Arturo Pardavila, Andrew Simon, David Venn