スキーンズvs. ミジオロウスキー、剛腕2人の投げ合い

5:34 AM UTC

フィラデルフィアでのオールスターゲーム関連行事は、13日(日本時間14日)まで正式には開幕しない。しかし、PNCパークでの12日(同13日)の対戦は、これ以上ないほどスターが揃った試合となる。

パイレーツの先発ポール・スキーンズ(24=7勝8敗、防御率3.58)とブルワーズのエース、ジェイコブ・ミジオロウスキー(24=10勝4敗、防御率1.62)が、オールスター前の最終戦となるナ・リーグ中地区の対決で、投げ合う。スキーンズとミジオロウスキーはともに2025年のオールスターゲームで無失点に抑え、ナ・リーグの勝利に貢献している。スキーンズは一回、ミジオロウスキーは八回に登板した。この24歳の2人は昨季の真夏の祭典で言葉を交わし、親交を深めている。

「常に学ぼうとし、良い質問をしてくる。とても賢い若者だ」と、スキーンズはミジオロウスキーを語る

剛腕ミジオロウスキーはフォーシームで平均100.5マイル(約161.7キロ)、最速105.5マイル(約169.8キロ)を記録し、リーグ最高の速球投手としての地位を確立している。ミジオロウスキーはセントルイスでの登板を7回3失点に抑え、11三振をマークして、サイ・ヤング賞を争うような今回の対決に臨む。

2人は実際に以前にも対戦している。初対戦は昨季の6月25日(日本時間26日)にミルウォーキーで行われた。アメリカンファミリーフィールドの雰囲気は、オールスター前の平日の試合ではなく、開幕戦やポストシーズンの試合に匹敵するほど熱を帯びていた。マウンドでは、キャリア3度目の先発登板に臨んだ新人のミジオロウスキーが、昨季のナ・リーグ新人王に輝いたスキーンズを上回る投球をした。

ミジオロウスキーは5回2安打2四球8三振に抑えた。スキーンズは絶妙なコースへの安打を許し、4回4安打4失点、2四球だった。ブルワーズは4万2774人の観客の前で4−2で勝利した。この観客数は、昨季のその時点におけるチーム最多動員だった。

「全国的なメディアの観点からすれば、これが幕開けのように感じられた」と、ブルワーズのパット・マーフィー監督(67)は振り返る。「(対決として)常に大きな注目を集めるだろうが、二度とあのような雰囲気にはならないだろう」とライバルの初対決を表眼した。

ミジオロウスキーもその熱気を確実に感じ取っていた。

「熱気を確実に感じた。フィールドへ駆け出していくと、歓声が爆発した。素晴らしい空間だった。その後すぐに集中し直した」と振り返る。

ミジオロウスキーは今季のスキーンズの投球に注目しているのか。

「少し球速が落ちているのを見たが、それでも98マイル(約157.7キロ)を記録している。全く問題ないと思う。オールスターに選出されるほど好調を維持しているので、不調ではないと考えている」

スキーンズは依然として球界トップクラスの投手の1人として君臨し、大勝した7日(同8日)のブレーブス戦で6回2失点に抑え、歴史的な9試合連続未勝利から立ち直った。その登板の前まで、スキーンズはフィラデルフィアでのフィリーズ戦で7失点を喫し、キャリア最悪の先発登板となっていた。

2024年に98.8マイル(約159キロ)だったフォーシームの平均球速は、2026年には97マイル(約156.1キロ)に低下している。パイレーツのベン・チェリントンGM(51)は8日(同9日)、スキーンズの球速低下の背景にある生体力学的な要因を球団として調査し続けていると述べた。チェリントンGMは、投球フォームにわずかな変化があり、疲労の可能性もあるが推測の域を出ないと付け加えた。

ミジオロウスキーは全体的に圧倒的な投球をしているが、直近の2度の先発登板で4本塁打を許している。それでもフォーシームは威力を発揮しており、両登板で2ケタ奪三振を記録している。

「自らの球威で攻めている。本当に素晴らしいし、確実に他とは違う」とスキーンズは話す。

ブルワーズがナ・リーグ中地区の首位に立ち、パイレーツがワイルドカード争いをしている重要な時期に実現する最高峰の対決だが、スキーンズは平常心で臨む。

「他の試合と同じ、単なる通常の試合だ。しっかりと投球するだけだ」