エース山本、2年連続でドジャースの連敗を阻止できるか?

5:19 AM UTC

ドジャースが前回、ポストシーズンのシリーズ初戦を落としたとき、山本由伸はチームを救った。昨年のワールドシリーズで、対戦成績を五分に戻す完投を見せた。

劇的な展開となったそのワールドシリーズは第7戦までもつれ、山本がMVPに輝き、ドジャースは2年連続で優勝トロフィーを掲げた。3連覇を実現するには、山本が再び期待に応える必要がある。

ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第1戦で、ブルワーズに敗れたドジャースは、山本に2年連続で第2戦のマウンドを託す。対戦相手は新人右腕のローガン・ヘンダーソンだ。

「プレーオフでは、どんな負けもうれしくない。でも、長いシリーズだからね。まだ最初の1試合だ。明日は山本が投げるし、かなり自信を持って臨める」と一塁手フレディ・フリーマンは語った。

MLBの最新ニュースを見逃さない!

ア・リーグのサイ・ヤング賞を2度受賞し、シーズン途中に加入したタリク・スクーバルは、初戦で好投しながらも敗戦投手となった。それでも、ドジャースはポストシーズンの先発ローテーションに4人のエースを擁している。そして10月になると、その中で最も頼れるのは山本かもしれない。

山本がポストシーズンで先発した試合で、ドジャースは9勝1敗。敵地での6試合は全勝だ。ポストシーズンで10試合以上に先発した投手の中で、山本の各成績は歴代で以下の位置にある。

  • 防御率:2.24(5位)
  • WHIP:0.83(2位)
  • 被打率:.175(2位)
  • 被長打率:.272(2位)

ポストシーズンで好成績を残せる理由について、山本も特別なことはしていないと語る。どちらにせよ、大舞台で特別な投球を見せ続けていることに変わりはない。

昨年のNLCSでの登板前、通訳の園田さんを介して広がった「Losing isn’t an option」はドジャースファンの間での合言葉となった。山本はその言葉を体現するかのように、ミルウォーキーでブルワーズを相手に自身初の完投を果たした。

続く登板が、先に触れたブルージェイズとのワールドシリーズだった。ポストシーズンで2登板連続の完投を記録したのは、2001年のダイヤモンドバックスのカート・シリング以来。ドジャースでは、1988年のオーレル・ハーシュハイザー以来となった。

山本のポストシーズンでの先発10試合のうち、チームが敗れた次の試合に登板したのは3度だけだが、その防御率は1.23だ。ブルペンの火消し役のように、山本は先発陣で連敗を止める役割を担っているように見える。

山本がマウンドに立つことは、ドジャースにとって大きな安心材料だ。それでも、打線が先発投手を援護する必要があることに変わりはない。

「スクーバルのときと同じだ」と、走者2人を置いた場面で中飛に倒れ、試合最後の打者となったムーキー・ベッツは語った。

「もちろん、投手がどう投げるかも重要だけど、打線がもう少し勝負どころで打つ方法を見つけなければならない。これまでのように、相手にプレッシャーをかけ続ける必要はある。でも、そこから得点につなげる方法を見つけないといけない」

4勝先取のポストシーズンのシリーズでは、初戦を落としたチームが最終的に勝ち上がったのは、197例中70例(36%)にとどまる。現在の2試合、3試合、2試合の順で開催地を移す形式では、敵地で初戦を落としたチームがシリーズを制したのは、103例中34例(33%)となっている。

だが、過去にその中で山本にボールを託したチームは、1度だけ。今のところの勝率は100%だ。

「こちらの先発には自信があるし、失点を防ぐ力にも自信がある。ヘンダーソンは本当に良い若手投手だ。私たちの本拠地では、たしかここでも、打線を思い通りに抑え込んでいた」とデーブ・ロバーツ監督は語った。

「球界最高の成績を残したチームとの長いシリーズに臨むのに、4連勝できるとは考えられない。長いシリーズになる。それは最初から分かっていた。こちらにもチャンスはあったが、相手は必要な場面で守り、必要な球を投げた。私たちは切り替えるだけだ。明日は、心から信頼する投手が先発する。そこで、まず1勝を挙げなければならない」