7月14日(日本時間15日)に開催されるオールスターゲームの先発投手が決まった。
オールスターらしく、サイ・ヤング賞候補同士の投げ合いとなる。ナ・リーグは地元フィリーズの左腕クリストファー・サンチェスが、ア・リーグはブルージェイズの右腕ディラン・シースが先発する。
2026年オールスターは7月14日(日本時間15日)開催!
2度目のオールスター選出となったサンチェスは、2024年にはリリーフで登板して対戦した2打者をともに打ち取った。先発は今回が初めてとなる。一方、メジャー8年目のシースは、サイ・ヤング賞投票で過去2度トップ4に入っている(2022年ホワイトソックス、2024年パドレス)ものの、オールスター選出は今回が初めてだ。
ほかにも先発にふさわしい候補はいたが、12日(同13日)時点でFanGraphsの投手WARがメジャー2位のサンチェス、3位のシースという2人の選出に異論を唱えるのは難しい。奪三振でも、シースが148で2位、サンチェスが144で3位。防御率でもシース(2.56)とサンチェス(2.62)はともにトップ10に入っている。
なお、フィリーズとブルージェイズのオールスターゲーム先発投手の歴史には、両球団をつなぐ存在がいる。フィリーズの投手が最後にミッドサマー・クラシックで先発したのは2011年のロイ・ハラデー。また、ブルージェイズの投手が最後に先発したのは、その2年前の2009年でその投手もハラデーだった。8度のオールスター選出を誇るハラデーが現役時代に所属したのはこの2球団のみで、2019年に死後、野球殿堂入りを果たした。
サンチェスにとってオールスターゲームでの先発は、ここ数年で劇的な飛躍を遂げたキャリアにおける最新の節目となる。サンチェスは2013年にドミニカ共和国からレイズと契約し、2019年シーズン終了後にカーティス・ミードとのトレードでフィリーズへ移籍した。2021年にフィリーズでメジャーデビューを果たしたが、チームのローテーションに定着したのは2023年6月になってからだった。
過去4シーズンで、サンチェスを上回るfWARを記録している投手は、フィリーズのチームメートであるザック・ウィーラーとタイガース左腕タリク・スクーバルのみ。サンチェスは2024年のナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で10位に入り、2025年にはさらに成績を上げ、パイレーツのポール・スキーンズに次ぐ2位となった。昨季開幕以降、サンチェスは52先発で24勝9敗、防御率2.54、356奪三振。今季は50回2/3連続無失点という驚異的な記録も残しており、これは歴代5位に相当する連続無失点記録となった。
ブルージェイズは昨オフ、シースと7年2億1000万ドル(約327億6000万円)で契約した。ここ数年、素晴らしい球威を見せながらも安定感を欠いていたが今季は進化を見せている。シースは2度サイ・ヤング賞争いに加わった一方、2023年と2025年にはいずれも防御率4.50を上回っていた。
シースは5月下旬に左ハムストリングの張りで短期間、負傷者リストに入ったが、復帰後は6先発で防御率1.73、56奪三振と、非の打ちどころのない投球を見せている。
