ガーディアンズは今季、ホワイトソックスとの直接対決で6勝7敗と負け越したものの、1ゲーム差でア・リーグ中地区優勝を決めた。
その地区優勝により、両チームが地区シリーズで対戦した際、クリーブランドが本拠地開催の優先権を手にした。
しかし、ホワイトソックスは3日(日本時間4日)と5日(同6日)、プログレッシブフィールドで接戦を制し、クリーブランドが持っていた本拠地開催の優位性を一気に消し去った。
そして7日(同8日)午後、舞台をレートフィールドへ移して第3戦を迎える。両チームにとって、シーズンを左右する意味は大きく異なる。
ガーディアンズは負ければ敗退。シーズン終了となる。
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ホワイトソックスはあと1勝で、2005年以来となるア・リーグ優勝決定シリーズ進出が決まる。2005年はポストシーズンを11勝1敗で駆け抜け、ワールドシリーズ制覇を達成した。
さらに本拠地でシリーズ突破を決めれば、1906年以来120年ぶり。当時はワールドシリーズでカブスに4勝2敗で勝利した。
ガーディアンズとの第1、2戦でともにセーブを挙げた守護神グラント・テイラー(24)は、第1戦では4回を投げ切ってセーブを挙げた。
「そもそも敵地で勝つだけでも難しいですし、そこで2勝できた意味は大きい。水曜日にレートフィールドでシリーズ突破を決めるチャンスを迎えられる。すごく楽しみです。2勝を持ち帰れたことは、このシリーズだけでなく、この先のポストシーズンを考えても本当に大きいです」
ガーディアンズにとって救いとなり得るデータもある。レギュラーシーズンは本拠地プログレッシブフィールドで41勝40敗だった一方、敵地では44勝37敗と上回っていた。
外野手スティーブン・クワン(29)は、これまで幾度も逆境を乗り越えてきた経験を強調した。
「今季は本当に多くの逆境がありました。昨季も同じです。誰もパニックになっていませんし、必要以上に何かをしようともしていません。火曜日は休養日です。街や球場の環境にも慣れることができる。あとは高い集中力を持って試合に臨むだけです」
【先発投手は?】
ガーディアンズ:右腕ダニエル・エスピノ(25)
注目データ:ジョーイ・カンティーヨ(26)は9月、エスピノがオープナーを務めた後の3試合に登板し、計15回を4安打、4四球、17三振、無失点に抑えた。
エスピノが第3戦のオープナーを務める。現時点で明らかになっている起用方針はそこまでだ。カンティーヨは9月、エスピノに続く救援で好投したほか、先発のタナー・バイビー(27)とフォスター・グリフィン(31)も登板可能。いずれにしても、クリーブランドは序盤からタイプの異なる複数の投手を投入できる。前日の休養日を挟み、スティーブン・ボート監督(41)が率いるブルペン陣も十分に休養を取れている。
ホワイトソックス:左腕ショーン・ニューカム(33)
注目データ:ニューカムは今季ガーディアンズ戦9試合で防御率2.61。第2戦の4-3の勝利にも登板した。
ニューカムの先発は6日(同7日)の前日練習中に正式発表された。ただし、ホワイトソックスは地区シリーズ突破を決めるため、ほぼ全投手を投入できる態勢で臨む。
ポストシーズンでまだ登板していないデービス・マーティン(29)やノア・シュルツ(23)に加え、ここまで各1試合に登板したデービッド・サンドリン(25)、エリック・フェッディ(33)らも候補に入る。
【予想スタメン】
ガーディアンズ: 打線を活性化させるため、第3戦でボート監督が変更を加えるか注目される。現時点では第2戦と同じ並びを予想する。
ニューカムは左腕だが、短いイニングで交代する可能性もあり、先発捕手をオースティン・ヘッジズ(34)とパトリック・ベイリー(27)のどちらにするか判断材料は限られる。ホワイトソックスが左腕を複数イニング投入する可能性を踏まえ、デービッド・フライ(30)が一塁で先発する選択肢もある。一方、ナサニエル・ロウ(31)を先発させ、試合終盤の重要な局面でフライを代打に残す策も考えられる。
- スティーブン・クワン(29)、中堅
- ホセ・ラミレス(34)、三塁
- チェイス・デローター(24)、右翼
- ジョー・アデル(27)、DH
- ナサニエル・ロウ(31)、一塁
- エンゼル・マルティネス(24)、左翼
- トラビス・バザーナ(24)、二塁
- パトリック・ベイリー(27)、捕手
- ブライアン・ロッキオ(25)、遊撃
ホワイトソックス: 右腕が先発する場合の予想オーダー。左腕が先発する場合は、3日(同4日)にパーカー・メシック(25)と対戦した第1戦と同様、打順を変更するとみられる。
- サム・アントナッチ(23)、左翼
- カイル・ティール(24)、捕手
- ミゲル・バルガス(26)、三塁
- 村上宗隆(26)、一塁
- アンドリュー・ベニンテンディ(32)、DH
- チェイス・マイドロス(25)、二塁
- トリスタン・ピーターズ(26)、中堅
- ブレーデン・モンゴメリー(23)、右翼
- コルソン・モンゴメリー(24)、遊撃
【先発投手の後を担うリリーフ投手は?】
ガーディアンズ: 6日(同7日)が休養日だったうえ、負ければ敗退となる。第3戦ではボート監督がブルペン陣を総動員する構えだ。第2戦に登板したエリック・サブロウスキー(28)、ハンター・ガディス(28)、ショーン・アームストロング(36)、ケイド・スミス(27)も登板可能とみられる。
ホワイトソックス: テイラーは5日(同6日)の第2戦でも好投したが、投球数はわずか7球。翌日の休養日も挟み、第3戦でも試合を締める準備は整っている。ア・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めるチャンスが訪れれば、ウィル・ベナブル監督(43)は起用可能な投手を総動員する見込みだ。
「投打とも、本当に多くの選手が貢献しています。普段は先発を務める投手が2イニングを投げたり、1アウトだけを取ったりもしている。役割は何でもいいんです」
テイラーは続けた。
「ブルペンにいる全員が、チームのために必要な役割を果たす準備をしています。ここ4試合、それをかなりうまくできています」
【注目すべき負傷者は?】
ガーディアンズ: なし。
ホワイトソックス: なし。
【好調、不調の選手は?】
ガーディアンズ: 今シリーズの打線は2試合で計3得点、7安打、8四球にとどまっている。マルティネスは8打数無安打、ラミレスは6打数無安打、2四球。アデル、バザーナ、クワンも各1安打だけだ。一方、スミスは2度の登板でいずれも三者凡退に抑えている。
ホワイトソックス: バルガスは5日(同6日)の第2戦でも持ち味の質の高い打席を重ね、圧倒的な球威を誇るギャビン・ウィリアムズから2四球を選び、左前打も放った。
村上も第1戦で本塁打を放ち、第2戦では先制適時打。さらに第2戦の決勝打を放ったB.モンゴメリーも外せない。右翼への2点二塁打でチームを勝利へ導いた。
ベナブル監督はB.モンゴメリーの取り組みを高く評価した。
「自分のプロセスを徹底しています。左右両打席で本当に熱心に取り組み、自分自身にチャンスを与え続けている。今季は特に右打席で少し苦しんできましたが、それでもやるべきことを継続してきました。あの場面では本当に大きなスイングでした」
【そのほか、ファンが知っておきたいポイントは?】
- 第2戦でガーディアンズが一回に2点を先制し、ホワイトソックスは2026年ポストシーズンで初めてリードを許した。
- ホワイトソックスは第3戦で、ファンが黒い服を着て球場を埋める「ブラックアウト」を再び実施する。
- アデルが第2戦の八回に放った三塁打は、自身のポストシーズン初安打、初打点となった。

