大谷翔平、2025年劇的ホームラン6選

November 11th, 2025

ナ・リーグMVP最有力候補として名を連ねる二刀流スーパースターの大谷翔平。今季は投手としても復帰を果たしたが、バットでの威力は衰えず、自己最多の55本塁打をマーク。

その中から、球場を揺らし、ファンの心を震わせた『衝撃の本塁打』6本を厳選して振り返る。

3月 カブスとの東京シリーズで天井にドーム天井弾

18日(日本時間19日)、カブスとの東京シリーズ開幕第2戦で、五回の第3打席に東京ドームの天井をかすめる右中間1号ソロを放ち、ファンを大いに沸かせた。スタンド最前列でキャッチを試みたファンの手に当たってグラウンドへ戻るアクシデントもあったが、本塁打判定に。シーズン全体の勢いを決定づける予兆となった。

4月 自身2度目のサヨナラ本塁打

3日(日本時間4日)、5-5で迎えたブレーブス戦の九回1死で左中間に運ぶ、3号サヨナラ本塁打。意外なことにサヨナラ本塁打はキャリア2度目だった。また自身のボブルヘッド人形配布デーで本塁打を放ち、「ショータイム」を自ら演出した。

5月 ライブBP後に先頭打者本塁打

25日(日本時間26日)、敵地メッツ戦で「1番・DH」として出場。千賀滉大から放った先頭打者本塁打は、メジャー初対決で生まれた劇的な一発となった。試合前には右肘手術後初の実戦形式登板を果たし、最速97マイルを計測。投打の二刀流復活へ、確かな一歩を刻んだ。

7月 球団7人目の5試合連続弾

23日(日本時間24日)のツインズ戦で、大谷翔平が再び歴史を動かした。初回、79マイルの変化球を完璧に捉え、中堅左スタンドへ一直線。これで5試合連続本塁打とし、ドジャース史上7人目の快挙を達成した。勢い止まらぬ主砲は、九回に申告敬遠で出塁し、劇的なサヨナラのホームを踏んだ。

9月 自己最多55号をマーク

大谷が、またひとつ歴史を塗り替えた。敵地で行われたマリナーズとの今季のレギュラーシーズン最終戦、七回に今季55号となる本塁打を放ち、自身が昨年樹立したドジャースのシーズン本塁打記録(54本)を更新した。

また、これでドジャース通算109本塁打とし、移籍2年以内の本塁打数でA・ロドリゲスに並ぶ歴代2位。メジャー史上ではベーブ・ルース(113本)に次ぐ速さでの達成で、21世紀ではわずか2人目の快挙も達成した。

10月 NLCS第4戦で衝撃の3本塁打

ブルワーズとの第4戦で、大谷は驚異の3本塁打。この試合では、投手としても10三振の快投を披露。投げては相手打線を圧倒、打っては一発一発が試合の流れを変え、観客を熱狂させた。3本目を放った瞬間には、スタンド中が歓声に包まれ、「翔平劇場」と呼ぶにふさわしい圧巻のパフォーマンスで、PSの主役に相応しい活躍だった。