ワールドベースボールクラシック(WBC)が、ついに目前に迫っている。2026年大会は3月4日米東部時間午後10時(日本時間5日午後12時)に東京で開幕し、5日までには4つのプールすべてが始動する。試合はヒューストン、マイアミ、そしてプエルトリコのサンフアンでも開催される。
これまでWBCを制したのは、日本(3回)、ドミニカ共和国(1回)、アメリカ(1回)の3カ国のみ。しかし、トーナメント形式の大会はどのチームにもチャンスがあるのが何よりの魅力だ。
2026年ワールドベースボールクラシック
開幕を前に、MLB.comの20人の記者が投票を行い、出場20チームを順位付けした。結果は非常に僅差で、過去に優勝経験のある上位3チームが事実上の横並びとなった。しかし、1位票3点、2位票2点、3位票1点というポイント制の集計により、1チームがトップに立った。
真のNo.1を決めるための戦いが、まもなく始まる。
1位 日本
主なMLB選手:DH 大谷翔平、右投手 山本由伸、外野手 鈴木誠也
前回王者であり、3度の優勝を誇る世界ランキング1位のチームがパワーランキングでも1位に選ばれた。大谷が投げないのは残念だが、直近の大舞台での山本の投球を覚えていれば、この順位も納得だろう。
2位 アメリカ
主なMLB選手:外野手 アーロン・ジャッジ、右投手 ポール・スキーンズ、左投手 タリック・スクーバル
前回大会で優勝まであと一歩まで迫ったが、当時は現在ほどの投手陣を擁していなかった。今回のチームUSAは、おそらく史上最強の戦力を誇る。今こそ戴冠の時だ。
3位 ドミニカ共和国
主なMLB選手:外野手 フリオ・ロドリゲス、一塁手 ブラディミール・ゲレーロJr.、外野手 フアン・ソト
スター揃いのチームを、スーパースターのアルバート・プホルス監督が率いる。2013年以来となる優勝を果たすことで、将来的なメジャー監督就任への大きなアピールとなる絶好の機会だ。
4位 ベネズエラ
主なMLB選手:外野手 ロナルド・アクーニャJr.、捕手 ウィリアム・コントレラス、左投手 レンジャー・スアレス
2023年大会では最も魅力的なチームの一つで、無敗で勝ち進みながらも準々決勝で米国に7-5の八回逆転負けを喫した。
5位 メキシコ
主なMLB選手:捕手 アレハンドロ・カーク、外野手 ジャレン・デュラン、外野手 ランディ・アロザレーナ
2023年大会で準決勝進出というサプライズを起こしたチームの強みは打線にある。終盤までリードを保てれば、アンドレス・ムニョスが試合を締めくくる準備は整っている。
6位 プエルトリコ
主なMLB選手:三塁手 ノーラン・アレナド、右投手 エドウィン・ディアス、右投手 セス・ルーゴ
メンバー外となった選手の話題で注目を集めることが多いが、ヤディアー・モリーナ監督は手元にある戦力を最大限に引き出すことができるだろう。
7位 韓国
主なMLB選手:外野手 李政厚(イ・ジョンフ)、内野手 シェイ・ウィットコム、内野手 金慧成(キム・ヘソン)
2009年に準優勝して以来、グループステージを突破できていない。しかし今回は多くの才能が揃っており、復活を目指す。
8位 カナダ
主なMLB選手:一塁手 ジョシュ・ネイラー、外野手 タイラー・オニール、右投手 ジェイムソン・タイオン
史上初の1次ラウンド突破が十分達成可能な状況にある。プールAでの組み分けが比較的有利であること、そして何より過去最高レベルの戦力を集めたことで、期待感が高まっている。
9位 コロンビア
主なMLB選手:左投手 ホセ・キンタナ、内野手 マイケル・アロヨ、右投手 ナビル・クリスマット
前回大会では初戦でメキシコを破る大番狂わせを起こしたが、その後は3連敗を喫した。今大会も人々を驚かす戦いを見せるポテンシャルは多いにある。
10位 オランダ
主なMLB選手:二塁手 オジー・アルビーズ、遊撃手 ザンダー・ボガーツ、右投手 ケンリー・ジャンセン
2013年と2017年に準決勝へ進出したが、いずれも敗退。今回はアンドリュー・ジョーンズが監督を務め、その息子で2022年ドラフト全体2位指名のドゥルー・ジョーンズも出場する。父子が同じ代表で戦うという点も注目だ。
11位 チャイニーズ・タイペイ
主なMLB選手:外野手 スチュアート・フェアチャイルド、内野手 鄭宗哲(チェン・ツォンチェ)
実際のところ、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)ランキングでは日本に次ぐ世界2位。それにもかかわらず、今大会に出場するためには、予選を勝ち抜かなければならなかった。
12位 イタリア
主なMLB選手:一塁手 ビニー・パスクアンティーノ、右投手 アーロン・ノラ、外野手 ジャック・カグリオーン
フランシスコ・セルベリ監督のもと、MLB選手や有望株が揃うロースターを考えれば、より高い評価を受けてもおかしくない。2025年にメジャー初昇格を果たしたカグリオーン、ジェイコブ・マーシー、カイル・ティールといった若手打者にとっては、自らをアピールする舞台となる可能性がある。
13位 キューバ
主なMLB選手:内野手 ヨアン・モンカダ、右投手 ヤリエル・ロドリゲス
キューバ出身選手のベストメンバーとは言えないが、依然として才能は揃っている。これまで全大会でグループステージを突破している実力を、今回も発揮できるか。
14位 パナマ
主なMLB選手:内野手 ホセ・カバジェロ、左投手 ローガン・アレン、内野手 エドムンド・ソーサ
マリアノ・リベラやロッド・カルーのような伝説的存在はいないが、メジャー経験を持つ選手に加え、興味深い若手もいる。2023年大会ではタイブレークで敗退しただけに、今回こそは運が味方するかもしれない。
15位 イギリス
主なMLB選手:内野手 ジャズ・チザムJr.、捕手 ハリー・フォード
今大会はまだ2度目の出場だが、着実に前進している。ただし、アメリカ、メキシコ、イタリアが同居するプールBは厳しい組み合わせである。
16位 オーストラリア
主なMLB選手:内野手 トラビス・バザーナ、内野手 カーティス・ミード
2024年ドラフト全体1位指名のバザーナが最大の注目選手だ。MLBパイプライン全体20位の有望株が、2023年大会で初の準々決勝進出を果たしたオーストラリアのさらなる前進を牽引できるか。
17位 イスラエル
主なMLB選手:外野手 ハリソン・ベイダー、右投手 ディーン・クレマー、一塁手 スペンサー・ホーウィッツ
下から4番目という順位になったものの、メジャー経験を持つ選手が数多く名を連ねている。大きなサプライズを起こした2017年大会の再現を狙う。
18位 チェコ
主なMLB選手:内野手 テリン・バブラ
2023年大会で愛されたアンダードッグが、2度目の出場を果たす。彼らについては、同僚マイケル・クレアの著書もぜひ手に取ってほしい。
19位 ニカラグア
主なMLB選手:内野手 マーク・ビエントス、右投手 エラスモ・ラミレス
4試合で計4得点に終わった前回大会を経て、2度目の出場となる。3度のナ・リーグ最優秀監督賞に輝いたダスティ・ベイカーの手腕に注目だ。
20位 ブラジル
主なMLB選手:該当なし
2013年以来のWBC出場となるブラジルは、初戦でいきなりアメリカと対戦するという厳しいスタートを迎える。
