MLB最初の1カ月が過ぎた。まだまだ序盤戦と言いつつ既に20%弱が経過しており、特に新加入選手たちにとっては”第一印象”を残す重要な期間と言える。
そんな3、4月に日本人選手たちはどのようなパフォーマンスを見せたのか。こちらでは投手8名(うち1人は二刀流)の成績を振り返る。
※なお成績は全て30日終了時点のもの。
菅野智之(31回2/3・防御率2.84)
36歳のベテラン右腕がチームの期待に応える投球を見せている。ここまでチームトップタイの3勝をあげ、若きチームをけん引。決して派手な投球では無いものの、フォーシームとスプリットを軸とした丁寧な投球で、安定感のある登板を続けている。
今永昇太(34回1/3・防御率3.15)
直近の登板(ドジャース戦)は、珍しく四球が多く5失点と苦しい内容となったが、それまでは素晴らしい投球が続いていた。とりわけ光るのが速度の上がった直球。昨季から約2キロ平均球速を上げており、空振りの増加にもつながっている。
今井達也(8回2/3・防御率7.27)
マリナーズ戦の後に負傷者リスト入りとなり、現在はマイナーで調整中。適応の難しさを隠さずに語っており、結果が伴うまでにはもう少し時間が必要だ。
菊池雄星(31回・防御率5.81)
34歳の左腕も厳しい戦いが続く。4月18日(日本時間19日)のパドレス戦では6回4安打無失点と素晴らしい投球だったが、それ以外の試合では苦戦が続いている。29日(日本30日)のホワイトソックス戦で左肩の張りを訴え途中降板。詳細はまだ明らかになっていない。
千賀滉大(20回・防御率9.00)
スタートダッシュは良かった。最初の2登板11回2/3で4失点、16三振とオフシーズンからの好調が続いているように見えた。しかし、チームの不調に引っ張られるように、調子を崩した。28日(同29日)に腰椎の炎症のため15日間の負傷者リスト入りとなった。
昨年も負傷で調子を崩し、マイナーで終えるという悔しいシーズンとなった。メッツの巻き返しのためにも、右腕が本来の実力を発揮することが不可欠だ。
山本由伸(37回2/3・防御率2.87)
相変わらずの安定感だ。直近のマーリンズ戦では、5回4失点とやや苦しんだが、それまでは6イニング以上を投げきり、最大でも3失点と常に先発投手としての役割を果たし続けている。
佐々木朗希(22回2/3・防御率6.35)
課題は変わらず安定感だ。スプリットを軸に三振を奪うことはできているが、不安定な制球がそのまま不安定な結果に影響している。直球の平均球速97.1マイル(約156キロ)とリーグでも上位12%台に位置しているものの、長打やハードヒットにされることが多く、日本時代のような球威を発揮できていない。
大谷翔平(30回・防御率0.60)
まさに圧巻の投球を見せている。どれだけの失点を防いだかを示すピッチング・ラン・バリューはリーグ上位2%台。予測防御率(上位6%台)、予測被打率(上位7%台)もリーグ屈指の成績。サイ・ヤング賞争いに参加しそうだ。
唯一の課題は球数で、全登板で6回を投げ切った段階で降板している。もちろん、これは素晴らしい成績だが、7イニング以上を投げることができていないのも事実。二刀流としての負荷調整もあるが、イニング数が伸びていけば、まさに敵なしだ。