2026年度の殿堂入り投票について、これまでにわかっていること
ジェフ・ケントが今年、米野球殿堂入りを果たすのはすでに決まっている。では、ケントとともに殿堂入りするのは誰だろうか。 殿堂入り投票の結果は、米東部時間1月20日午後6時(日本時間21日午前8時)からMLBネットワークで発表される。それまでハッキリしたことはわからないが、殿堂入り投票の動向についての情報を得るには、正式な発表を待つ必要はない。 ライアン・シボドー氏の集計のおかげで、私たちは殿堂入り投票の途中経過を知ることができる。また、過去数年にわたって殿堂入り投票の結果を予測するシミュレーションを行ってきたジェイソン・サーデル氏は、今年の殿堂入り投票についても定期的に予測を更新している。 これら2つの貴重なツールを使用することで、殿堂入り投票の途中経過について、以下のようなことがわかっている。
ブレグマン流出のレッドソックス、ビシェット獲得を狙う
レッドソックスはフリーエージェント(FA)となったアレックス・ブレグマンとの再契約を熱望し、「積極的なオファー」を提示したと報じられていた。しかし、ブレグマンはカブス移籍を選択。カブスが5年1億7500万ドル(約262億5000万円)でブレグマンを射止めたのに対し、レッドソックスの提示条件は5年1億6500万ドル(約247億5000万円)だったようだ。ブレグマン引き留めに失敗したレッドソックスの内野には今、大きな穴が開いている。
ブレグマンの加入はカブスの陣容にどう影響するか
カブスの中堅手ピート・クロウ・アームストロングは10日(日本時間11日)、ソルジャー・フィールドで厚着をしたファンらと共に、NFLのベアーズがパッカーズを相手にプレーオフで劇的な逆転勝利を見届けた。 ベアーズが第3クオーターに反撃を開始した際、カブスがFAのスター選手、アレックス・ブレグマンと契約合意したとのニュースが飛び込んできた。 ベアーズの勝利とカブスのFA戦線での大勝利を受け、クロウ・アームストロングはインスタグラムのストーリーに「ベアーズとブレグマン。僕の人生はどうなってるんだ!?」と投稿した。
レッズ、ベテランリリーバーのジョンソンを獲得へ
今オフ、複数のFA選手が流出したことを受け、救援陣の再整備はレッズのフロントにとって優先事項だった。すでにいくつかの補強で目標は達成されたかに見えたが、リリーバー陣の強化がまだ終わっていないことを示した。 MLB.comが関係者から得た情報によると、右腕リリーバーのピアース・ジョンソンがレッズとの契約に合意した。球団はまだ契約を正式発表しておらず、身体検査の完了を待っている状態だ。
カブスとブレグマンの契約、5つのポイント
10日(日本時間11日)は、シカゴのスポーツファンにとって最高の一夜となった。ファンがNFLのプレーオフでベアーズが宿敵グリーンベイ・パッカーズ相手に劇的な後半の逆転勝利を見届ける中、カブスが三塁手のアレックス・ブレグマンと5年総額1億7500万ドル(約274億4000万円)の契約で合意したという一報が入った。複数の関係者がMLB.comに明かした。 オールスター選出3度、ワールドシリーズ優勝2度を誇るブレグマンは、ナ・リーグ中地区の頂点、そして2016年のタイトルから10年を経て再びワールドシリーズへの返り咲きを熱望するチームに加わる。
カブスのブレグマン獲得が移籍市場に与える影響は?
10日(日本時間11日)、アレックス・ブレグマンがカブスとの契約に合意したことが明らかになった。カブスのブレグマン獲得はフリーエージェント(FA)市場とトレード市場にどのような影響を与えるのか。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が分析する。
カブスが大物獲得に成功、ブレグマンと5年契約で合意
カブスがスター選手をチームに加えることに成功したようだ。10日(日本時間11日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、カブスはレッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていたアレックス・ブレグマンと5年1億7500万ドル(約262億5000万円)の大型契約で合意。オプトアウト条項はなく、全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれるという。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。 ブレグマンはアストロズで9シーズンを過ごしたあと、昨オフに初めてFAとなり、レッドソックスと3年1億2000万ドル(約180億円)で契約した。この契約には毎年オプトアウト可能な条項が盛り込まれており、ブレグマンは2025年シーズン終了後にその権利を行使。再びFA市場に出ていった。 ブレグマンはアストロズからFAとなった際にクオリファイングオファーを提示されていたため、今オフは同オファーの対象外。よって、ブレグマンを獲得したカブスがペナルティを受けることはなく、レッドソックスもドラフト指名権の補償を受けられない。 2015年ドラフト全体2位指名でアストロズに入団したブレグマンは、2016年のメジャーデビュー以来、球界屈指の三塁手として活躍を続けている。特にアストロズでは主力選手の1人としてチームを牽引し、2017年から8年連続のポストシーズン進出に貢献。同期間中に4度のリーグ優勝を成し遂げ、2017年と2022年にはワールドシリーズ制覇も達成した。アストロズ時代は通算打率.272、191本塁打、出塁率.366、長打率.483、OPS+132を記録。ポストシーズン99試合で19本塁打、OPS.789をマークした。 31歳のブレグマンはレッドソックスでも活躍を続けたが、右大腿四頭筋を痛めて5月に負傷者リスト入り。7月の復帰後はややパフォーマンスを落とした。シーズントータルでは18本塁打、OPS.821、OPS+128を記録し、自身3度目のオールスター選出。ワイルドカードでのポストシーズン進出に貢献した。 ブレグマンのベストシーズンは2019年だ。この年は打率.296、41本塁打、112打点、OPS1.015と打ちまくり、ア・リーグMVP投票で2位にランクイン。この年の成績はやや例外的な数字だが、OPS+が113を下回ったシーズンは1度もなく、コンスタントな活躍が光っている。2016年以降、ブレグマン(43.1)を上回るfWARを記録している三塁手はホゼ・ラミレス(ガーディアンズ)しかいない。 昨オフ、アストロズはブレグマンとの再契約に興味を示していたが、ブレグマンは6年1億5600万ドル(約234億円)のオファーを拒否したことが報じられている。その後、2月になってようやくレッドソックスとの3年契約を締結。アストロズはイサーク・パレイデスを後釜の三塁手に据えた。 ブレグマンの加入は、正三塁手として活躍していたレッドソックスの主砲ラファエル・デバースとの間に緊張を生んだ。ブレグマンが三塁に入ったことにより、11年3億3100万ドル(約496億5000万円)の長期契約を結んでいたデバースは三塁からDHへ移ることに。その後、トリストン・カサスの離脱に伴って一塁への再コンバートを求められた際に不満を示し、最終的には6月に電撃トレードでジャイアンツへ放出されることになった。デバースを放出し、ブレグマンとの再契約にも失敗したレッドソックスは今後、内野の穴埋めとして本格的にボー・ビシェットの獲得に乗り出すことが予想されている。
ブルワーズ・ペラルタのトレード、メッツが最有力候補か
ブルワーズはここ数年、ジョシュ・ヘイダー、コービン・バーンズ、デビン・ウィリアムスといったスター級の主力投手を次々にトレードで放出しながらも安定した強さを維持してきた。ファーム組織の育成力に加え、トレードで「次の主力選手」を獲得し、彼らをしっかり育てて勝つというサイクルが見事に機能しているからだ。 そして、今オフも主力投手の1人がトレード候補に挙げられている。昨季リーグ最多の17勝を挙げたフレディ・ペラルタがフリーエージェント(FA)前のラストイヤーを迎えており、このオールスター右腕に多くのチームが関心を示しているのだ。年俸も800万ドル(約12億円)と安価で、FA市場の好投手に大金を投じたくないチームにとって、極めて魅力的な補強ターゲットと言える。 29歳のペラルタにはヤンキース、ドジャース、ブレーブス、レッドソックスなど、多くのチームからの関心が報じられているが、「最も獲得の可能性が高い」とみられているのがメジャーレベルの若手投手を多く抱えているメッツだ。
ヤンキース、ベリンジャー争奪戦から撤退の可能性も
ESPNのバスター・オルニー記者によると、再契約に向けたヤンキースとコディ・ベリンジャーの交渉が行き詰まっているようだ。ヤンキースは今オフ、ベリンジャーとの再契約を最優先事項としていたが、「現在はベリンジャーが他球団と契約するという前提の下で動いている」とオルニー記者は伝えている。 ヤンキースはベリンジャーとの交渉に注力し、今オフここまで目立った補強を行っていない。もしベリンジャー争奪戦から撤退するとなれば、その影響の大きさは計り知れない。ただし、ヤンキース側の努力が不足していたわけではない。オルニー記者によると、ヤンキースは年平均3000万ドル(約45億円)を超える5年契約を提示していたという。これはオリオールズと契約したピート・アロンソ(5年1億5500万ドル)やフィリーズと再契約したカイル・シュワーバー(5年1億5000万ドル)とほぼ同条件だ。しかし、スコット・ボラス氏が代理人を務めるベリンジャー陣営は5年を超える長期契約を希望し、首を縦に振らなかったようだ。
ブレーブスがキンリーと再契約、ブルペンをさらに強化
ブレーブスが昨年11月にタイラー・キンリーの年俸550万ドル(約8億2500万円)のオプションを破棄したことは、財務上の健全な判断であったことが証明された。なぜなら、それを下回る金額で再契約を結ぶことができたからだ。 10日(日本時間11日)、ブレーブスはキンリーとの再契約に合意し、1年425万ドル(約6億3750万円)の契約を結んだ。右投げのリリーフ投手であるキンリーは、今季の年俸として300万ドル(約4億5000万円)を受け取る。来季の年俸550万ドル(約8億2500万円)のオプションは球団側に選択権があり、破棄される場合には125万ドル(約1億8750万円)のバイアウト(契約解除料)が支払われる。
ロッキーズが外野手補強、トレードでマッカーシーを獲得
ロッキーズは10日(日本時間11日)、マイナー右腕ジョシュ・グロースとのトレードでダイヤモンドバックスからジェイク・マッカーシーを獲得。外野陣にスピードと汎用性を加えることに成功した。 28歳の左打者であるマッカーシーはダイヤモンドバックスでの5年間で打率.260、24本塁打、83盗塁、出塁率.324、長打率.381、OPS.705を記録。8日(同9日)に1年契約を結んで年俸調停を回避し、年俸152万5000ドル(約2億3000万円)で合意した。 トレードの詳細 ロッキーズ獲得:外野手ジェイク・マッカーシー ダイヤモンドバックス獲得:右腕ジョシュ・グロース 2018年ドラフト1巡目でダイヤモンドバックスに指名されたマッカーシーは昨季、メジャーで打率.204、4本塁打、20打点、OPS.592と低迷し、3Aでも49試合に出場。そこでは打率.314、出塁率.401、OPS.841と好成績を残した。 2022年は99試合に出場して打率.283、8本塁打、43打点、23盗塁、出塁率.342、長打率.427、OPS.769の活躍を見せ、ナ・リーグの新人王投票で4位にランクイン。2024年は自己最多の142試合に出場し、打率.285、8本塁打、56打点、25盗塁、出塁率.349、長打率.400、OPS.749をマークした。
シュワーバー、母校のアメフト試合で名誉キャプテン&ファンと自撮りも
まさにシュワーバーらしい一幕だ。 フィリーズの指名打者カイル・シュワーバーは、9日(日本時間10日)に行われたピーチボウルの試合前に、フージャーズのファンたちと記念のセルフィーに応じ、ファンを大いに喜ばせた。この日シュワーバーは、アトランタで行われたオレゴン大戦でインディアナ大の名誉キャプテンという大役で登場。2016年のワールドシリーズ優勝リングを着けたシュワーバーは、オレゴン側の名誉キャプテンで元RBのジョナサン・スチュワートとともに、両校主将とセンターフィールドで試合前のコイントスに参加。 シュワーバーは2012~14年にインディアナ大で捕手としてプレー。1年時にはフレッシュマン・オールアメリカンに選出され、3年時にはビッグテン制覇の立役者となった。通算180試合で40本塁打を放ち、2014年ドラフトでは全体4位でカブス入り。これは同大史上最高位の指名だ。 母校愛は、プロ入り後も変わらず、2016年にはカブスのワールドシリーズ制覇後にキャンパスを訪問。2024年10月にはインディアナ大のフットボール用ユニフォームと野球用ヘルメットを着用し、ESPN「カレッジ・ゲームデー」でゲストピッカーも務めた。 さらに昨年12月には、ビッグテン決勝を前に大学が制作した煽り映像のナレーションを担当。その効果は抜群だった。インディアナ大はオハイオ州立大を撃破し、プレーオフ第1シードを獲得した。
救援右腕スタネックがカージナルスと契約合意
9日(日本時間10日)、カージナルスは救援右腕ライン・スタネックと契約に合意したと、関係者がMLB.comのマーク・フェインサンド記者に明かした。カージナルスは新しい球団編成部長ハイム・ブルームの下、ブルペンにベテランを補強し続けている。球団は契約を正式発表していないが、スタネックの契約は身体検査の結果待ちだという。 34歳のスタネックは、カンザス州スティルウェルの高校を卒業するまではセントルイスで生まれ育ち、そして強豪アーカンソー大学に進学した。9年間のMLBでのキャリアをレイズ、マーリンズ、アストロズ、マリナーズ、そしてメッツで過ごし、2022年にはアストロズで世界一も経験した。
ドジャースが“左殺し”の便利屋イバニェスと1年契約
9日(日本時間10日)、ドジャースは内野手アンディ・イバニェスと1年契約で合意したことを、フランシス・ロメロ記者を含む複数のメディアが報じた。イバニェスで内野の選手層を厚くしたドジャースは、さらにユーティリティのライアン・フィッツジェラルドをツインズからウエーバー経由で獲得(正式発表はまだされていない)。ドジャースはイバニェスの契約を正式発表して40人枠に加えるために、枠を空ける動きが必要になる。
FAの外野手ケプラーが禁止薬物使用で80試合の出場停止処分
9日(日本時間10日)、コミッショナー事務局は、フリーエージェントの外野手マックス・ケプラーがMLBの共同薬物防止治療プログラムに違反し、パフォーマンス向上薬エピトレンボロンの検査で陽性反応が出たため、80試合の出場停止処分を受けたと発表した。 ケプラーは昨季、1年1000万ドル(約15億円)の契約でフィリーズに加入し、11月にフリーエージェント(FA)となって退団。今季球団と契約した場合、ケプラーはPED処分で80試合は出場停止となり、さらにポストシーズンでもプレーできない。 2月に33歳になるケプラーは昨季、127試合で打率.216、出塁率.300、長打率.391、18本塁打、52打点をマーク。フィリーズに加入するまではツインズで10シーズンを過ごしていた。ドイツ生まれのケプラーは、ツインズ時代にシーズン20本塁打を3度記録。特に2019年は36本塁打、90打点、OPS.855とキャリアイヤーとなる活躍だった。 ケプラーは通算11シーズンで、打率.235、出塁率.316、長打率.425、179本塁打、560打点を残していた。
Dバックスはスター二塁手マルテを放出しない意向
ダイヤモンドバックスは9日(日本時間10日)、スター二塁手ケテル・マルテを放出しないことを、交渉していた各球団に通達。マイク・ヘイゼンGMは大きな対価を求めたが実現せず、マルテは来季もダイヤモンドバックスに残ることになる。 ヘイゼンGMが「この状況を長引かせるつもりはない」とコメントしたおよそ1週間後、ダイヤモンドバックスはマルテに関するオファーに耳を傾けるのを止めた、とジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者が最初に報じた。 「結局、そこまで(合意に)近づくことはなかった。オフシーズンを通してずっと言ってきたことを改めて強調したい。つまり、これは実現しないと思っていたということだ。ただ、人々の意見に耳を傾けることが自分の仕事だと感じていた。彼は我々にとってスーパースターであり、長年そうだったし、これからもそうあり続けるだろう」と、ヘイゼンGMはコメントした。
タイガースとスクーバル、今季年俸の希望額に大きな乖離
タイガースは8日(日本時間9日)、年俸調停権を持つ8選手のうち7選手と今季の年俸について合意した。唯一の例外となったのは2年連続サイ・ヤング賞の絶対的エースだ。 タイガースは米東部時間8日午後8時(同9日午前10時)の期限までにタリック・スクーバルと合意できなかった。そのため、両者は今季の年俸を決めるために年俸調停を行うことになる。球団側の提示額と選手側の希望額には大きな乖離があるため、どのような結果になるか注目される。 MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、スクーバルは今季の年俸として3200万ドル(約48億円)を希望。一方、タイガースの提示額は1900万ドル(約28億5000万円)だった。 スクーバルは今季がフリーエージェント(FA)になる前のラストイヤー。年俸調停の公聴会は1月26日~2月13日の期間に行われる予定だが、タイガースとスクーバルはそれまで交渉を継続することができる。しかし、タイガースは条件提示の期限を厳密なデッドラインとして扱うのが通例となっており、年俸調停を経て、スクーバルの今季の年俸が決定されることになりそうだ。
コール復帰を待つヤンキース、トレードで先発補強か
ヤンキースが今季の戦いを見据えるとき、大黒柱のゲリット・コールがトミー・ジョン手術から復帰する日のことを思い描いている。コールが復帰すれば、メジャーのマウンドに立つのは2024年ワールドシリーズ第5戦以来となる。 しかし、それは4月には起こらないだろう。おそらく5月にも起こらないかもしれない。だからこそ、ブライアン・キャッシュマンGMは現在の投手陣に「先発投手をもう1人加えたい」と語っているのだ。 キャッシュマンGMは先発投手について、昨年12月の時点で「多ければ多いほどいい」と話していた。
強打の内野手・ビシェットの争奪戦がいよいよ本格化か
ブルージェイズ残留の可能性が消えつつある中、ボー・ビシェットをめぐる争奪戦が本格化している。特に強い関心を示しているのはフィリーズ、ヤンキース、カブスの3チームだ。 ジ・アスレチックのマット・ゲルブ記者とケン・ローゼンタール記者によると、フィリーズの関係者は数日以内にビシェットとのオンライン面談を実施する予定。注目すべきはフィリーズがベンチコーチとしてドン・マティングリーをチームに迎え入れたことだ。マティングリーは過去3年間、ブルージェイズでベンチコーチを務めたため、すでにビシェットと良好な関係を築いている。
剛腕カブレラ獲得のカブス、次は強打者補強か
カブスは今オフ、ローテーションにインパクトのある投手を加えることを目指し、7日(日本時間8日)にマーリンズとのトレードを成立させて剛腕エドワード・カブレラを獲得した。カブレラ獲得自体が大きな補強だが、トレードで先発投手を獲得したことにより、さらなる戦力補強に動く可能性が出てきた。 フリーエージェント(FA)市場に大金を投じることなく先発投手の補強を実現できたため、カブスには大物選手を獲得できるだけの資金的余裕が残されている。また、FAになったカイル・タッカーの後釜として起用される見込みだった有望株オーウェン・ケイシーを今回のトレードで放出したため、野手補強の必要性も増した。この2つの要素を合わせると、カブスが資金的余裕を生かしてFAの大物野手の獲得に乗り出す可能性が浮上する。 カブスの補強ターゲットとして注目されるのはFA市場に残る3人の大物野手、アレックス・ブレグマン、ボー・ビシェット、コディ・ベリンジャーだ。 カブスは昨オフからブレグマンに関心を示し続けており、三塁手のアップグレードを目指して現在も交渉を続けているとみられる。
ボーゲルバック、新天地ブルワーズでのコーチ就任を語る
ブルワーズのパット・マーフィー監督が今季に向けて再編したコーチ陣。その中で、最もなじみ深い存在がダニエル・ボーゲルバックだ。2020、21年にミルウォーキーでプレーし、9年間にわたってメジャーリーグでキャリアを重ねてきた。 33歳のボーゲルバックは、2024年まで現役選手としてメジャーでプレー。2025年はパイレーツで特別補佐を務めた。MLB.comの取材では、コーチとしての哲学に加え、かつて本拠地として戦った街で新たな役割を得た意味、そして「本音を伝えること」の大切さについて率直に語っている。
元レッドソックスの沢村拓一、引退決断
2021、22年にレッドソックスに在籍した前ロッテの沢村拓一(37)が現役引退を決断した。9日、インスタグラムで公表した。
ロッキーズ、ベテラン右腕ロレンゼンと1年契約合意
ベテラン右腕マイケル・ロレンゼンが、ロッキーズとの1年800万ドル(約12億5000万円)の契約に合意した。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えた。 球団は正式発表していないが、契約内容には2027年の900万ドル(約14億1000万円)の球団オプション(契約延長権)が含まれている。
ブルージェイズがFAの目玉・タッカー獲得に本腰
今オフ、すでにディラン・シース、タイラー・ロジャース、コディ・ポンセ、岡本和真を獲得するなど、積極的な補強を見せているブルージェイズだが、まだ2026年シーズンに向けた補強は完了していない。フリーエージェント(FA)市場の目玉であるカイル・タッカーの獲得に向けて、熱心に取り組んでいるようだ。 ジ・アスレチックのミッチ・バノン記者は、ブルージェイズがタッカー獲得に向けた動きを「加速」させていることを伝えている。オールスター4度の実績を誇る外野手には多くのチームが関心を示しているが、バノン記者によると、ブルージェイズはここ最近、「より積極的」に動いているようだ。また、ブルージェイズの最大のライバルはドジャースとメッツになるとみられる。MLBネットワーク・ラジオのジム・デュケット氏によると、この2チームはタッカー獲得に熱心に取り組んでいるという。
ドジャースが救援右腕グラテロルとの調停を回避して1年契約
7日(日本時間8日)、MLB.comが関係者から得た情報によると、ドジャースは救援右腕ブルスダー・グラテロルとの年俸調停を回避し、年俸280万ドル(約4億2000万円)の1年契約を結ぶことで合意したようだ。なお、球団からの正式発表は行われていない。 グラテロルのほか、ドジャースは8日(同9日)の期限までに今季の年俸について合意しなければならない選手が3人いる。救援左腕アンソニー・バンダ、外野手アレックス・コール、救援右腕ブロック・スチュワートだ。 年俸調停権を持つこれらの選手が期限までに球団と合意できなかった場合、球団と選手の双方が希望額を提示した上で、年俸調停に進むことになる。ただし、球団と選手の交渉はその後も継続され、年俸調停が実施されるまでに合意する可能性もある。 27歳のグラテロルは右肩関節唇の手術を受け、2025年シーズンを欠場。今季の年俸は2025年シーズンと同額となる。この剛球リリーバーは、2024年シーズンも肩とハムストリングの負傷で長期離脱を強いられ、レギュラーシーズン7試合、ポストシーズン3試合の登板にとどまった。 2025年シーズン、ドジャースはグラテロルの不在を痛感した。ブレイク・トライネンとカービー・イェーツの両ベテラン右腕が不振に陥り、マイケル・コペックとエバン・フィリップスの両右腕もケガで離脱していたため、試合の重要な場面を担う右腕に人材を欠いていたからだ。グラテロルはドジャースでの5年間で178試合に登板して防御率2.69の好成績をマークし、右打者を通算OPS.524に抑えている。 フリーエージェント(FA)になる前の最後のシーズンを迎えるグラテロルは、万全の状態でスプリングトレーニングに臨むことができる見込みだ。