大学野球とMLBはいかに密接になったか
トニー・ビテロは最初の男かもしれない。しかし、運命を決める男でもある。 今オフ早々にジャイアンツは、史上初めて大学野球の現職監督をMLBの監督として採用し、ビテロを新監督に任命した。当然ながら、人々はそれを衝撃的で、状況を大きく変える出来事と評した。テネシー大学で全米選手権とSECトーナメント(米大学野球の強豪地区)で2度の制覇を果たしたビテロ氏が、メジャーリーグのクラブハウスを魅了できるかどうか、人々の関心は当然ながら高まっている。 しかし、ジャイアンツがビテロ氏を雇用したことは奇妙に思えるかもしれないが、プロ・アマの密着が進み、データを取り入れた選手育成環境が急速に加速している野球業界においては、それは避けられない結果だったとも言える。 「もっと髪の短い、もっと評判の良い人が、大学野球とメジャーリーグがより緊密に結びつくべきだと言ってくれるといいのだが。最終的に、一緒に協力することでメジャーリーグはより良いものになり、ファンにとっても素晴らしいことだと思う」とビテロ新監督はウィンターミーティングで語った。
マリナーズが三塁手スアレスとの再契約に興味
2021-22シーズンまでシアトルでプレーしていたエウヘニオ・スアレスにとって、今夏のマリナーズ復帰は必ずしも大成功とは言えなかった。チームはア・リーグ優勝まであと1勝まで迫ったものの、スアレスは7月末のトレードで加入以降、53試合で打率.189、OPS.683と不振だった。 それでも、スアレスはマリナーズファンから人気が高く、今季もトレードされる前はダイヤモンドバックスで106試合に出場し36本塁打を放つなど実力は確かだ。マリナーズのジャスティン・ホランダーGMは21日(日本時間22日)、MLBネットワークラジオで、マリナーズがスアレスと再契約する可能性があると語った。 「確かにチャンスはある。ジーノ(スアレスの愛称)の代理人とは連絡を取り合っている。ジーノのことは大好きだ。彼はフィールド上での活躍だけでなく、49本のホームランや勝負強い一打といった目に見えるものだけでなく、フィールド外でも、安定した存在感や素晴らしいチームワークなど、多くのものをもたらしてくれる。彼が毎日クラブハウスにもたらすものを真似するのは本当に難しい。だから、冬の間ずっとジーノの担当者と連絡を取り合ってきた」
ヤンキースなど3球団が外野手ヘイズに興味
フリーエージェント(FA)市場で最も実力が高い外野手カイル・タッカーとコディ・ベリンジャーの話題が少ない中、もう1人の外野手が非常に人気を集めている。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によれば、ヤンキース、メッツ、ロイヤルズがオースティン・ヘイズに興味を示しているという。 現在30歳のヘイズは、2023年にオリオールズでオールスター選出経験のあるベテラン外野手。今季は1月にレッズと1年500万ドル(約7億8000万円)の契約を結び、わずか103試合の出場ながら15本塁打、OPS.768をマークした。特に左腕に対してはOPS.949と相性が良かった。 同記者によれば、ヤンキースは最優先事項と位置づけているベリンジャーとの再契約に失敗した場合、ヘイズをより現実的なターゲットに設定する可能性があるという。また、メッツも短期の契約で獲得できる右打ちの外野手を求めており、ヘイズはうってつけの存在だ。 一方のロイヤルズは、既にFA市場で同じ右打ちの外野手であるレーン・トーマスと1年契約を結び、ブルワーズからは好守のアイザック・コリンズを獲得。球界ワーストレベルだった外野陣の補強を行ったが、まだ補強は終わっていない。ジ・アスレチックによれば、レッドソックスの外野手ジャレン・デュランとのトレードにも依然、興味を示しているという。
現代の監督が成功するために最も重要な資質とは
来月で65年前のことだ。オーナーのフィリップ・K・リグレー氏はカブスの恒例の記者昼食会で、チームの次期監督について大胆な発表をした。 つまり、監督を置かないというものだった。
マーリンズ、クローザー右腕フェアバンクスを1年契約で獲得(関係者取材)
マーリンズは重要な場面を任せられるリリーバーを見つけた。24日(日本時間25日)、右腕ピート・フェアバンクスと1年1300万ドル(約20億2800万円)の契約で合意に達した。関係者がMLB.comに明かした。 関係者によると、フェアバンクスの契約には100万ドル(約1億5600万円)の契約金に加え、登板数に応じた100万ドルのインセンティブが含まれている。また、トレードされた場合の獲得ボーナス50万ドル(約7800万円)もある。球団はまだ正式発表しておらず、身体検査の結果待ちだ。 この合意は、今オフに単年契約を狙うマイアミの方針に合致する。また、マーリンズが救援投手に提示した年俸としては過去最高額となり、ヒース・ベルが2012年から14年の3年2700万ドル(約42億1200万円)契約で得た平均900万ドル(約14億400万円)を上回る。フェアバンクスは、一塁手のクリストファー・モレルに続き、今オフにマイアミと合意した2人目のFA選手となった。
ゴルフ中にトレードの知らせ マクニールがアスレチックス移籍を語る
ジェフ・マクニールは22日(日本時間23日)の朝、TPCモンテレイ(ゴルフコース)の14番ホールに近づいているとき、携帯電話がメッツのデービッド・スターンズ編成本部長と代理人からの携帯メールと不在着信の集中砲火にあっているのを見た。 「スターンズから『電話をくれ』というメッセージが来た。『100%トレードされたな』って感じだった。可能性は分かっていた。電話に出たんだ。短い時間だったけど、彼に感謝を伝え、彼も全てに感謝してくれた。…本当にクレイジーな一日だったよ」とマクニールは振り返る。 マクニールの世界は一変した。2013年にドラフト指名を受けた球団であり、MLBにおける8シーズンで唯一プレーした球団でもあるメッツが、マイナーリーグでプレーする右腕ヨーダン・ロドリゲスとのトレードでアスレチックスに放出したのだ。
韓国のスター、ソン・ソンムン、パドレスと4年契約
活発な動きを見せるパドレスが、市場で最も注目されていた海外FA選手の一人を獲得した。22日(日本時間23日)、内野手ソン・ソンムンとの4年契約を締結した。 この契約のニュースは19日(同20日)に報じられた。先発投手のマイケル・キングとの再契約に合意した、わずか数時間後のことだった。
村上の加入はホワイトソックスを刺激的な新境地へと誘う
村上宗隆が2年3400万ドル(約54億円)でホワイトソックスに加入すると聞いたときの、ホワイトソックスの1年目の打撃コーチ、デレク・ショモンの反応はファンの反応を代表するものだ。 「とても興奮している。電話を受けていたときは作業中だったので、少しの間、お祝いするために中断した。近いうちに彼(村上)と連絡を取り、何か動き出すのを楽しみにしている」
ホワイトソックスがまた補強 左腕ニューカムと1年契約
ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは休暇の直前まで働いている。23日(日本時間24日)に発表されたように救援左腕ショーン・ニューカムと1年450万ドル(約7億円)で合意した。 村上宗隆と2年3400万ドル(約54億円)で契約し、22日(同23日)には記者会見も行ったホワイトソックスが、続けて補強に動いた。休暇前にも忙しく動き回るゲッツGMはこう言う。 「正直言って、休みが好きかどうかさえ分からない。とにかく仕事に没頭するのが好きだ。早朝や深夜、真夜中に連絡を取るので家族や従業員の中にはきっと腹を立てる人もいるだろう。でも、私はこの仕事が大好きだし、チームをより良くするための方法を追求するのが大好きだ」
カブスがブルペン補強を継続 右腕ウェブと1年契約
カブスはオフシーズンを通してブルペン陣の補強を着実に進めており、その補強は今後も続く見込みだ。シカゴのサウスサイドに位置するホワイトソックスも活発に動く中、ノースサイドのカブスが新たに補強したのは、今季レンジャーズのブルペン陣で密かに活躍していた優秀な選手だ。 カブスは23日(日本時間24日)、救援右腕ジェイコブ・ウェブと2027年の球団オプション(球団側に選択権のある1年契約)を含む1年契約で合意したと発表した。
ブライス・ハーパー、ワールドベースボールクラシック米国代表入りの意向を表明
ブライス・ハーパーは、国を代表してプレーする意味を知っている。フィリーズのスーパースターは、2008年に16歳以下、09年に18歳以下の米国代表チームの一員だった。いずれのチームも金メダルを獲得した。 それから15年以上が経ち、ハーパーは再び米国を代表する準備が整った。2026年のワールドベースボールクラシックで米国代表入りする意向であることを23日(日本時間24日)に発表した。
パイレーツ、オールスター選出の左打者オハーンと2年契約で合意(関係者取材)
情報筋によると、パイレーツはフリーエージェント(FA)で2025年のオールスター選手、ライアン・オハーンと2年総額2900万ドル(約43億5000万円)の契約で合意した。刷新を強く望んでいた打線に、また1人強打者が加わる。 球団はこの合意を正式に発表していない。 オハーンは2016年12月の右投手、イバン・ノバ(3年2600万ドル=約39億円)以来となる、パイレーツが複数年契約を結んだFA選手となる。また、野手と結んだFA契約としては球団史上最高額だ。
村上? 全体1位指名? 若い才能? ホワイトソックスはすべてが好転している
ホワイトソックスは勝利を積み重ねている。 3シーズン連続で100敗以上し、ア・リーグ中地区の順位表では目立った存在ではない。だが、球団はこの正しい方向への動きが、間もなくフィールド上での安定した成功につながることを期待している。
【一問一答】村上、ホワイトソックス入団「人生のスタートのような気持ち」
ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約54億円)で入団した村上宗隆(25)が22日(日本時間23日)、ホームのシカゴ、レートフィールドで入団会見に臨んだ。会見と日本メディアへの対応は以下の通り。 (冒頭、村上のスピーチ) 「Hello. My name is Munetaka Murakami. White Sox Nation, you guys are in my heart.(ホワイトソックスファンのみなさん、あなたたちは僕の心にいます)」 (ホワイトソックスを掲げる)
レッドソックスの最優先事項はブレグマンとの再契約で変わらず
レッドソックスのチーフベースボールオフィサー(CBO)を務めるクレイグ・ブレスローは今オフ、打線強化の方法を模索しており、21日(日本時間22日)にはカージナルスとのトレードを成立させ、右打ちの一塁手ウィルソン・コントレラスの獲得に成功した。レッドソックスがトレードでカージナルスの主力選手を獲得するのは、右腕ソニー・グレイに続いて今オフ2人目だ。 MLB.comでレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者によると、レッドソックスはコントレラス獲得後も打線強化を継続する方針だという。また、ジ・アスレチックのジェン・マカフリー記者も関係者から得た情報として同様の内容を伝えており、「アレックス・ブレグマンとの再契約が最優先事項であることは変わらない」と付け加えた。
メッツはタッカー、ベリンジャーの獲得に動くのか
メッツは今オフ、大幅な選手の入れ替えを継続しており、22日(日本時間23日)には17歳のマイナー右腕ヨーダン・ロドリゲスとのトレードで元首位打者ジェフ・マクニールをアスレチックスへ放出した。 マクニールの本職は二塁だが、今季は外野手としても48試合に出場し、中堅(34試合)を中心に右翼と左翼の守備もこなした。すでにマーカス・セミエンとのトレードでブランドン・ニモをレンジャーズへ放出し、今季途中に加入したセドリック・マリンズはフリーエージェント(FA)となってレイズと契約したため、マクニールの放出でメッツ外野陣はさらに手薄に。今後、大型補強に打って出る可能性はあるのだろうか。
マリナーズが左腕キラーのレフスナイダーと1年契約
22日(日本時間23日)、マリナーズは優先順位の低かった補強ポイントに対処した。ベテラン外野手のロブ・レフスナイダーと1年契約を結んだのだ。 レフスナイダーの年俸は625万ドル(約9億3750万円)で、最大25万ドル(約3750万円)の出来高も設定されている。今季レッドソックスでの年俸は210万ドル(約3億1500万円)だったため、大幅な昇給となった。これはジェリー・ディポート編成本部長とジャスティン・ホランダーGMがレフスナイダーを高く評価していることの証と言えるだろう。
アスレチックスがメッツから元首位打者マクニールを獲得
アスレチックスは今オフ、投手補強に重きを置いているが、野手陣にもいくつかの課題が残っている。そんな中、22日(日本時間23日)にはメッツとのトレードを成立させ、課題の1つに対処した。アスレチックスはマイナー右腕のヨーダン・ロドリゲスを放出。元首位打者のジェフ・マクニールを獲得した。 MLB.comが関係者から得た情報によると、マクニールの年俸の一部として、メッツからアスレチックスへ金銭575万ドル(約8億6250万円)が譲渡される。ちなみに、マクニールの契約は残り1年1775万ドル(約26億6250万円)だ。なお、アスレチックスはロースターの枠を空けるために、左腕ケン・ウォルディチャックのDFA(=選手をロースターの40人枠から外す措置)を発表している。
今季のア・リーグ王者がブレグマン獲得を検討中か
驚くべきことではないが、レッドソックスからフリーエージェント(FA)となったアレックス・ブレグマンは複数のチームの補強ターゲットとなっている。ジ・アスレチックの報道によると、今季のア・リーグ王者もブレグマン獲得に興味を示しているようだ。 ブルージェイズは今オフ、ボー・ビシェットとの再契約を目指していることが噂されているが、その一方でカイル・タッカーの獲得に乗り出す可能性も取り沙汰されている。ブレグマンはビシェットとの再契約、もしくはタッカーの獲得に失敗した場合の「プランB」とみられていたが、実態はそうではないかもしれない。 ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者は「ブルージェイズは左打者を打線に加えるのが理想的な動きだ。しかし、守備の布陣を考えた際、左打者のタッカーやコディ・ベリンジャーよりも、右打者のブレグマンやビシェットのほうがチームにフィットする」と伝えている。また、ローゼンタール記者は、ブレグマンが持つ卓越したリーダーシップが「決め手」になる可能性があるとの見解も示している。
レッドソックスがカージナルスからコントレラスを獲得へ
MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスは右腕ハンター・ドビンスを含む3選手とのトレードでカージナルスからウィルソン・コントレラスを獲得する計画のようだ。なお、トレード拒否権を持つコントレラスが移籍を承諾する必要があるため、球団からの正式発表はまだ行われていない。 レッドソックスからカージナルスへ移籍するのは、ドビンス、右腕ジョイカー・ファハード、右腕ブレイク・アイタの3選手。一方、カージナルスからレッドソックスにはコントレラスの年俸の一部として金銭800万ドル(約12億円)が譲渡される。 今オフ、カージナルスの編成本部長に就任したハイム・ブルームにとって、古巣レッドソックスとのトレードは2件目。ブルーム編成本部長は先月、右腕ソニー・グレイをトレードでレッドソックスへ放出している。 カージナルスは2022年オフ、引退した名捕手ヤディアー・モリーナ(ゴールドグラブ賞9度)の後継者として、コントレラスと5年8750万ドル(約131億2500万円)の契約を結んだ。ところが、移籍早々にコントレラスのリード面が不安視されるようになり、指名打者として起用した時期もあった。
村上のホワイトソックス移籍が決定、岡本の争奪戦も本格化か
移籍市場で注目されていたスラッガーの1人、村上宗隆の移籍先が決まった。45日間の交渉期間終了が迫る中、21日(日本時間22日)にホワイトソックスと2年契約を結んだことが発表された。 村上が移籍市場から消えたことにより、スラッガー獲得を狙ういくつかのチームは、補強ターゲットを別の日本人選手に変更する可能性がある。読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している岡本和真だ。 20日(同21日)、MassLive.comのクリス・コティーロ記者は、レッドソックスが村上と岡本の動向をチェックしていることを報じた。アレックス・ブレグマンとの再契約を「最優先事項」としているレッドソックスだが、フリーエージェント(FA)のボー・ビシェットやエウヘニオ・スアレス、ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)、イサーク・パレイデス(アストロズ)らほかの内野手にも興味を示しており、ブレグマン流出に備えた代役候補として岡本の名前が浮上していても不思議ではない。
ヤンキースが右腕ブラックバーンと再契約へ 1年契約で合意
MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースは右腕ポール・ブラックバーンと再契約を結ぶことで合意したようだ。契約条件は1年200万ドル(約3億円)で、ブラックバーンが80イニング、90イニング、100イニング、110イニング、120イニングに到達するたびに10万ドル(約1500万円)の出来高が支払われるという。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。 投球イニングに応じた出来高が設定されているのは、ヤンキースがブラックバーンを先発候補の1人として考えているからだろう。ゲリット・コール、カルロス・ロドン、クラーク・シュミットが負傷中のため、マックス・フリードとキャム・シュリットラーに続く3番手以降は流動的。ブラックバーンにも開幕ローテーション入りのチャンスはありそうだ。
村上の契約はMLB、そして他の日本人FA選手にとって何を意味するのか
村上宗隆のホワイトソックス入りのニュースを受け、MLB.comはMLBインサイダーのマーク・フェインサンド記者に、この契約の分析と、ホワイトソックスの今後の動きについて聞いた。 村上がホワイトソックスと結んだ2年3400万ドル(約54億円)の契約は、レッドソックスの左翼手、吉田正尚が3年前に結んだ契約(5年9000万ドル=約135億円)と比べ、期間は大幅に短く、平均年俸も低い。吉田のパワーが期待されたほどメジャーリーグで通用しなかったことを踏まえると、メジャー球団はNPBの打者に対して懐疑的になっているのだろうか? 各チームがNPBの打者に対して懐疑的になっているかは不明だが、これは各球団が、村上のようなタイプの打者に対して、少し慎重になっていると私は感じている。吉田は日本での7年間、高打率(.326)と高い出塁率(.419)を誇るエリート・コンタクトヒッターだった。当時、レッドソックスは「払いすぎ」だと見る向きも多かったが、吉田は村上よりもわずかに高い平均年俸で、より長期の契約を勝ち取った。
村上とホワイトソックスがフィットする理由
日本から来たスラッガーであり、フリーエージェント(FA)の一塁手兼三塁手である村上宗隆の獲得には、そのプレーを分析する人々によれば、いくつかの懸念が伴う。 村上の攻撃面、特にストライクゾーン内の投球に対する空振りが話題になっている。MLBの投手が頻繁に投げ込むスピードボールへの対応力についても議論されてきた。そして、一塁や三塁での守備の安定感についてもいくつかの疑問がある。 こうした疑問の中、21日(日本時間22日)に村上との2年3400万ドル(約54億円)の契約を正式に発表したホワイトソックスの念頭には、ある基本的な答えがある。そんなことは問題ではない、ということだ。
日本のスラッガー、村上がホワイトソックスと2年3400万ドル(約53億7000万円)で合意
NFLのベアーズがパッカーズに“サヨナラ勝ち”した記事の隣に、シカゴの新聞紙面を割かせるには、よほど重大な契約が必要だ。だが、ホワイトソックスは21日(日本時間22日)、それをやってのけた。ホワイトソックスは、日本人フリーエージェントの村上宗隆と2年3400万ドル(約53億7000万円)の契約で合意したと発表した。 村上は2027年シーズン終了後、年俸調停を経ずにフリーエージェント(FA)となる資格を得る。ホワイトソックスでの背番号は「5」を着用する。球団は現地時間22日午前11時(日本時間23日午前2時)より、村上の入団会見を開く予定だ。